LQUOMが資金調達!
2021-04-19 10:00:05

LQUOM、長距離量子暗号通信の実現に向け資金調達を決定

LQUOM、長距離量子暗号通信の実現に向け資金調達を決定



量子暗号通信の分野で注目を集める企業、LQUOM(ルクオム)が、インキュベイトファンドを通じてシードラウンドでの資金調達を実施しました。この資金は、量子中継機の開発や事業化の加速を目的としています。

量子通信の必要性



近年、量子コンピューターの発展により従来の暗号通信が脅威にさらされています。特に、金融、自動運転、医療、インフラなどの分野では、より高度なセキュリティが求められています。LQUOMは、このようなニーズに応えるため、絶対的な安全性を持つ長距離量子暗号通信の研究開発に取り組んでいます。

資金の使途



今回調達した資金は、量子中継機のプロトタイプ開発や必要な人材の採用に活用されます。特に、量子中継器の実現には、量子光源、量子メモリー、インターフェース技術といった三つの要素技術が不可欠です。これらの技術の統合開発を進め、より実用的なシステムの構築を目指しています。

量子中継器の研究



従来の暗号通信は、高度な計算力を持つコンピューターに依存していましたが、量子コンピューターがその優位を奪う日が来ると予測されています。これに対抗するため、量子暗号通信は不可欠です。現在の技術では、量子通信の距離は数十キロメートルであり、数百キロメートル以上の通信が可能になるまでの道のりが求められています。LQUOMの研究チームは、国内外の各研究機関との協力を通じて、実用化を進めています。

代表者のビジョン



LQUOMの代表取締役、新関和哉氏は、「量子通信および量子インターネットの発展に貢献することに全力を尽くします」と意気込みを語ります。量子技術が世界中で評価されるとともに、LQUOMがその先駆者として位置づけられることを目指します。

投資家の期待



インキュベイトファンドの本間真彦氏は、量子通信が国の安全や産業競争力に不可欠な技術であると強調しました。日本がこの技術領域でリーダーシップを発揮し、新たな産業の創出に寄与することを期待していると述べています。

会社概要



LQUOM株式会社は、横浜市に本社を構えるスタートアップで、2020年に設立されました。今後も量子技術の進展を目指し、研究と開発に注力していきます。

お問い合わせ先


Email: [email protected]

公式ウェブサイト: LQUOM

会社情報

会社名
LQUOM株式会社
住所
神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台79-5横浜国立大学総合研究棟W棟5階 W503室
電話番号

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