ENECHANGEとTOYOTA Walletがアプリ連携でEV充電器ローミングを拡大
ENECHANGE株式会社は、トヨタファイナンシャルサービス株式会社が提供する決済サービス「TOYOTA Wallet」アプリと連携し、EV充電器のローミングサービスを拡大しました。これにより、TOYOTA Walletユーザーは全国約4000ヶ所のEV充電器を利用できるようになります。
ローミングサービス拡大の背景とメリット
ENECHANGEは、脱炭素社会の実現を目指し、EV普及促進に貢献するため、2021年からEV充電インフラ整備に取り組んでいます。今回のTOYOTA Walletとの連携は、EVユーザーの利便性向上を図る重要な一歩です。TOYOTA Walletユーザーは、アプリから簡単にEV充電器を探し、充電料金を支払うことができます。従来、複数のアプリやカードが必要だったEV充電が、TOYOTA Wallet一つで完結するようになります。
この連携により、利用者は場所を選ばずに充電できるようになり、EVの利便性が大幅に向上します。特に、自宅に充電設備のないユーザーにとって、外出先での充電が容易になります。
充電料金とサービス内容
TOYOTA Walletアプリから「EV充電エネチェンジ」を利用する際の充電料金は、10分55円(平均充電出力6.0kWの場合)です。ENECHANGEは、アプリによる決済だけでなく、e-Mobility Powerや自動車メーカー各社が提供する充電カードも利用可能です。また、月額定額制プランも用意されています。
ENECHANGEのEV充電サービス
ENECHANGEは、全国の商業施設、宿泊施設、オフィス、マンションなどに設置された3kW/6kWの普通充電器を提供しています。設置費用や月額費用が0円のプランもあり、多くの事業者から選ばれています。
ENECHANGEのアプリは、充電器の空き状況確認、充電と決済が簡単にできるだけでなく、充電料金とガソリン代の差額表示や最適な充電計画の提示も可能です。
TOYOTA Walletの利便性向上
TOYOTA Walletは、自動車ローンやクレジットカードの申込み、各種サービスの決済など、幅広いサービスを提供するスマホアプリです。今回のEV充電サービスの拡充により、さらに利便性が高まりました。トヨタ車以外のユーザーも利用可能です。
公正取引委員会の報告書
公正取引委員会の調査報告書では、EV充電サービス事業者間の相互利用連携の推進が競争政策上望ましいとされています。ENECHANGEは、今回の連携を機に、さらなる相互利用連携の拡大を目指します。
まとめ
ENECHANGEとTOYOTA Walletの連携は、EV普及促進に大きく貢献するでしょう。利便性の向上により、EVユーザーの増加が期待され、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速すると考えられます。今後も、両社の連携によるサービス拡充に注目しましょう。