食品安全委員会肥料・飼料等専門調査会第200回開催 - 飼料添加物の安全性評価が焦点に

食品安全委員会、肥料・飼料等専門調査会第200回を開催 - 飼料添加物の安全性評価が焦点に

食品安全委員会は、肥料・飼料等専門調査会第200回を令和6年7月24日（水）に開催しました。今回の議題は、Trichoderma reesei RF8694株を利用して生産されたフィターゼを原体とする飼料添加物の食品健康影響評価です。

会合は、企業の知的財産等が開示され特定の者に不当な利益若しくは不利益をもたらすおそれがあるとして、非公開で行われました。

議題の詳細

今回の調査会では、以下の議題について議論が行われました。

1. 飼料添加物（Trichoderma reesei RF8694株を利用して生産されたフィターゼを原体とする飼料添加物）の食品健康影響評価について
2. その他

フィターゼは、飼料中のリンを分解する酵素であり、家畜のリン吸収効率を高める効果があります。そのため、近年、飼料添加物として注目されています。しかし、フィターゼは、遺伝子組み換え技術を用いて生産される場合があり、その安全性について懸念も存在しています。

今回の調査会では、このフィターゼの安全性について、専門家による詳細な評価が行われたと考えられます。

食品安全委員会の役割

食品安全委員会は、食品の安全性を確保するため、様々な調査研究や評価を行っています。具体的には、食品中の有害物質の分析、食品添加物の安全性評価、遺伝子組み換え食品の安全性評価などを行っています。

今回の調査会は、食品安全委員会の重要な活動の一環として、今後も引き続き、食品の安全性確保に向けた取り組みが続けられることが期待されます。