清水港での海洋産業体験
2025年8月23日まで、「こどもわーく in 清水港2025」が静岡県静岡市清水港で開催されています。このプログラムは、112組の親子、合計194名以上の参加者が集まり、海の仕事に触れる貴重な機会を提供しました。
この取組は、一般社団法人地域みらい創造センターが主催し、子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社が企画・監修をしています。清水港は、次世代に美しい海を引き継ぐために人と人を海を通して繋げることを目的としており、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環でもあります。
夏休みに合わせたプログラム
開催は7月25日から8月23日までの約1ヶ月間。地域の特産物や産業をテーマにした新たなプログラムが追加され、参加者は「港湾通信士」や「エスパルスドリームプラザの施設広報」、「港湾パトロール」など、ここでしかできない体験に挑戦することができました。全15種類のプログラムが用意され、親子で一緒に学ぶことができる魅力的な内容となっています。
特に、冷凍マグロの取扱量が日本一の清水港では、親子で「マグロの競り人」に挑戦する体験が人気を集めました。これは、普段は立ち入ることのできない活気ある魚市場での特別な体験として、子どもたちにとって大きな刺激となるイベントでした。子どもたちは、巨大な冷凍マグロを見て大興奮の様子でした。
地元の産業を知る貴重な機会
さらに、港湾通信士のお仕事体験では、港内の無線を使った通信に挑戦し、清水の子どもたちが身近に感じる地域の職業の重要性を学びました。プログラムでは、海藻研究を行う「キッズ研究員」になったり、コンテナターミナルの業務を体験したりすることもでき、参加者は清水港の多様な側面に触れることができました。
また、参加者が作成した報告書や広報用ポスターは、公共施設や商業施設で展示され、地元の人々や観光客に清水港の魅力を広く伝える機会にもなっています。
今後の展開
このプログラムは、地域の社会貢献の一環として着実に成長を続けています。清水港の重要性や地域産業の魅力を伝えることで、次世代の子どもたちが地域に対する愛着を深め、将来的にはこれらの産業に携わる人材が育つことが期待されています。
「こどもわーく in 清水港」には、地元の企業や団体が協力し、地域全体で子どもたちの育成を支える姿勢が見られます。今後もこのような取り組みを通じて、地域社会の発展に寄与することが重要です。
詳しい情報や参加申し込みは、公式サイト(
いこーよ)をご覧ください。