不動産クラウドファンディング「TECROWD」が選ぶ新たな投資先
神奈川県横浜市のTECRA株式会社が運営する不動産クラウドファンディング「TECROWD」は、2024年11月27日より募集を開始した72号ファンド「Arkansas Data Center」の募集を全額終了したことを正式に発表しました。このファンドはアメリカのアーカンソー州におけるデータセンター開発プロジェクトを対象としており、注目が集まっています。
Arkansas Data Centerとは?
このファンドはアメリカ アーカンソー州でのデータセンター(以下「DC」)開発を支援するものです。DCの需要が急増する背景には、世界的な生成AI市場の成長があります。特にアメリカでは、データを効率的に処理するためのDCの需要が高まっており、アーカンソー州はそのための理想的な地域として注目されています。
アーカンソー州は、安価で安定した電力供給と発達した交通インフラを持ち、大手企業のDC運営も盛んに行われているため、今後のDC需要は堅調であると考えられています。本プロジェクトの成功に対する期待が寄せられているのです。
ファンドの特徴と運用の流れ
72号ファンド設立にあたって、TECRA株式会社は複数の投資家からの資金を集め、土地の取得から建築確認、造成工事までを資金援助します。造成工事が完了後には、土地を売却し、その利益を配当として投資家に還元する仕組みになっています。
想定スケジュール
運用期間は2024年12月11日から2026年5月10日まで。配当と償還は2026年6月10日を予定しています。このスケジュールに基づき、投資家は短期間でのキャピタルゲインを狙うことが可能です。
また、全ての取引は「円建て」で行われ、為替リスクを軽減していますので、リスクを抑えたい投資家にとっても安心して投資できる構造となっています。
優先劣後構造によるリスクヘッジ
本ファンドは、優先出資と劣後出資の二つの資金源があります。優先出資者が元本を受け取る一方、劣後出資者が損失をまず負担することで、元本割れのリスクを軽減しています。投資家は、劣後出資者の出資額を超える損失が発生した場合にのみ、元本に影響を受けることに注意が必要です。
TECROWDの魅力
TECROWDは、1口10万円から始めることができるオンライン完結型の不動産投資サービスです。物件選びから契約まで全てオンラインで進むため、手軽に不動産投資ができるのが大きな魅力です。不動産特定共同事業法に基づき、透明性の高い運営が行われており、投資家にとって安心な環境が整っています。
今後も不動産クラウドファンディング「TECROWD」による新たなプロジェクトが楽しみです。投資家たちの期待に応えられるか、見逃せない展開ですね。