Wisenet 9の導入
2025-05-21 10:35:06

ハンファジャパン、次世代AIプロセッシングSoC『Wisenet 9』を日本市場に投入

ハンファジャパンが最新のAI SoC『Wisenet 9』を発表



ハンファジャパン株式会社は、2023年に最先端のAIシステムを搭載したSoC「Wisenet 9」を日本市場に導入することを発表しました。この製品は、業界トップレベルのセキュリティソリューションを提供するHanwha Vision(ハンファビジョン)社によって独自に開発されたものです。

Wisenet 9の特長


「Wisenet 9」は、AI処理に特化したデュアルNPU(Neural Processing Unit)を搭載し、映像の品質を飛躍的に向上させることを可能にします。デュアルNPUは、画像処理とオブジェクト検出をそれぞれ担当し、高速且つ並列で複数のAIアルゴリズムを処理します。この設計により、AIの推論性能は従来の「Wisenet 7」に比べて3倍向上し、リアルタイム性と精度が大幅に強化されています。

1. 高度なAI分析機能


「Wisenet 9」は、AIを駆使した高度な分析機能を提供しています。これにより、色、所持品、年齢層、性別などの属性情報を正確に分析することができます。加えて、人物や車両のカウント、転倒検知、群衆の検知など、多種多様な分析機能を備えており、迅速な状況把握をサポートします。

2. 画質の最適化


AIによる映像品質の向上においては、以下の技術が特に重要です。まず、AI WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能により、極端な明暗差のある環境でも詳細な映像を提供します。次に、AIノイズリダクション技術によって、低照度環境でもノイズを効果的に抑制し、クリアな映像を実現します。

3. プライバシー保護の機能


プライバシー保護を目的としたDPM(Dynamic Privacy Masking)機能は、映像内の特定対象に対してリアルタイムにモザイク処理を行うことができます。これにより、個人のプライバシーを保護しながら、法律や規制にも準拠することが可能です。

4. 拡張性と業界特化型ソリューション


「Wisenet 9」は、急速に変化する市場に柔軟に対応できるよう、業界特化型AIパックやAI音声分類機能などに対応しています。これにより、リテールやスマートシティなど様々な分野において特化した分析機能を提供できます。

5. セキュリティの強化


最後に、ハンファジャパンは「Wisenet 9」においてEnd to Endのセキュリティを強化し、不正なアクセスやソフトウェアの実行を防ぎます。Secure Storage、Secure OS、Secure Bootなどを含む主要なセキュリティ機能によって、ユーザーのデータはしっかりと保護されます。

結論


ハンファジャパンは、「Wisenet 9」を通じてより高度で信頼性の高いインテリジェント監視ソリューションを実現し、安全で安心な社会の基盤を構築することを目指しています。この新たな技術により、セキュリティの未来が大きく変わることでしょう。

詳しい情報については、こちらをご覧ください。


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会社情報

会社名
ハンファジャパン株式会社
住所
東京都港区芝4-10-1ハンファビル9階
電話番号
03-5441-5919

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