AquSysに新たな可能性!eGPUタイプ登場
GDEPソリューションズ株式会社は、液冷GPUワークステーション「AquSysシリーズ」に新しい形態である「eGPUタイプ」の提供を発表しました。2025年12月12日から販売が開始されるeGPUタイプは、NVIDIAのデータセンター向けGPUを利用するための画期的なソリューションです。
eGPUタイプの特徴
新しいeGPUタイプの主な特徴は以下の通りです:
1.
後付け可能なGPU導入
既存のワークステーションに新しいGPUを追加することができるため、買い替えの必要がなく、初期投資を抑えることができます。
2.
データセンター向けGPUの利用
NVIDIAのH200 NVLやH100 NVLといった高性能なGPUが静音で、安定した冷却環境下で運用可能です。これにより長時間の稼働が実現します。
3.
高消費電力まで対応
最大850Wの空冷GPUもサポートし、高負荷環境での動作が可能です。これにより、より強力なGPUを柔軟に利用できます。
4.
簡易な接続と共有
必要な時に接続・解除を行うことができ、プロジェクト間でGPUを効率的にりようすることが可能です。
5.
既存環境との柔軟性
AquSysシリーズの他のタイプと組み合わせて利用できるため、状況に応じた最適なGPU環境を構築できます。
背景
近年、AIやHPC、CAなどの計算処理が増加している中、データセンター向けの高性能GPUの利用が求められています。しかし、一般的なオフィス環境での導入は、課題も多く、これが固定観念の一因でした。高発熱による空調の問題、サーバーによる騒音、運用コストの壁などが立ちはだかり、導入に躊躇する企業も少なくありませんでした。
それに対し、「データセンターの環境とデスクサイドを繋ぐ」というコンセプトで開発されたのがAquSysシリーズです。新型eGPUタイプはこれをさらに進化させ、設置の手軽さと運用コストの削減を実現しています。
課題解決
研究開発の現場において、クラウドベースのGPUは混雑することが多く、待機時間が生じる場合もあります。さらに、データをローカルで扱うことでセキュリティ面での安心感も提供され、すぐに試したい仮説検証もスムーズに実施できます。これがeGPUタイプの導入を促進する大きな理由の一つです。
AquSysシリーズの全容
AquSysシリーズは、セパレートタイプ、オールインワンタイプ、そして新たに登場したeGPUタイプの3つのモデルで構成されています。これにより、利用目的や環境に応じた最適な選択が可能です。
主な用途
- - AI研究開発
- - 大学の研究室での計算環境
- - 科学技術計算(CA、CFDなど)
- - 大規模データ解析 / HPC
- - 画像処理 / 生成AI / 3Dレンダリング
新たなAquSys eGPUタイプは、GPU環境の設定を飛躍的に簡素化し、データセンター向けGPUの可能性をデスクサイドに持ち込みます。
結論
GDEPソリューションズの新しい取り組みであるeGPUタイプは、求められる高性能環境を整えるための強力な選択肢です。特に研究機関や開発現場にとっては、非常に有用なソリューションとなるでしょう。この革新が、どのように企業や研究機関の計算環境の向上に貢献するのか、今後の展開が非常に楽しみです。