消費税増税と意識調査
2019-09-18 15:09:50
消費税増税に伴う国民の意識変化と生活行動の調査結果
消費税増税に伴う国民の意識変化と生活行動の調査結果
2019年10月からの消費税増税を前に、日本インフォメーション株式会社は、全国の20歳から69歳までの男女1,000人を対象に意識調査を実施しました。この調査の目的は、増税が家庭の家計や消費行動にどのような影響を及ぼすかを探ることです。
調査結果の概要
調査結果の主なポイントは以下の通りです。
1. 家計の引き締め意識: 増税を認知している人の67%が、増税後には家計を引き締める意思を示しました。これは、前回の8%に引き上げられた際に比べて、5割の人が今回はより厳しく家計の管理をする意向があると答えています。
2. 事前の買いだめ意向: 国民は増税前に何を買いだめしておきたいのか。生活必需品として「トイレットペーパー」や「洗剤」が挙がり、嗜好品では「ビール」や「たばこ」も高い購買意向が見られました。ただし、アルコール類や煙草については、増税後には購入を控えたいという意識も高まりつつあります。
3. 軽減税率の認知状況: 調査対象者の9割が軽減税率の導入を知っているものの、内容まで理解しているのはわずか2割にとどまっています。また、キャッシュレス決済でのポイント還元に関しても同様に、内容を理解しているのは2割弱という結果でした。
4. 外食と自炊のシフト: 調査によると、外食を控えたいと考える人は6割に達し、外食から自炊へのシフトや、イートインからテイクアウト・デリバリーへの移行が進んでいる様子が伺えます。
消費行動から見える傾向
この調査は、消費税増税が国民の消費行動に与える影響に加え、生活にどのような変化をもたらすのかを考える貴重なデータです。今後、残りの期間内にどれだけ多くの人々に軽減税率やキャッシュレス施策の内容を浸透させられるかが、増税後の消費行動に大きく寄与すると思われます。
本調査の実施概要
この調査は2019年6月21日から6月24日にかけてインターネットを介して行われました。サンプルは、平成27年国勢調査に基づいての性年代構成比に合わせて適切に抽出されています。
事業内容と会社概要
日本インフォメーション株式会社は、マーケティングリサーチやコンサルティングを手掛ける企業です。東京都中央区に本社を構え、斎藤龍夫社長のもと、1969年に設立されました。マーケティング関連の情報を提供し、企業の戦略立案を支援しています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
https://www.n-info.co.jp/
消費税の増税に関連する様々な意識や行動の変化が、今後の経済活動にどのような影響を与えるのか、引き続き注視したいところです。
会社情報
- 会社名
-
日本インフォメーション株式会社
- 住所
- 東京都中央区銀座3-15-10JRE銀座三丁目ビル4F
- 電話番号
-
03-3542-9441