リーガルテック社、知財業務に革命を
2025年10月2日、東京都に本社を置くリーガルテック株式会社が、知財業務の未来を切り開く次世代型AI製品群「知財AI™」を発表しました。この新しいプラットフォームは、特許調査や書類作成、知財戦略の立案といった複雑な知的財産関連業務を、AI技術によって一気通貫で自動化・効率化することを目指しています。
「知財AI™」の誕生
「知財AI™」は、リーガルテックが独自に開発した「AI IPGenius on IDX」と特許データ管理プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」を統合し、知財業務のすべての領域を網羅する革新的なシステムです。生成AIとRAG(検索拡張生成技術)を活用し、特許検索から明細書・請求項の作成、さらには技術動向の分析、侵害リスクの検出、知財戦略の提案まで、自動的にサポートする機能を集約しています。
主な機能の詳細
このプラットフォームの主な機能には、以下のような特徴があります:
- - 特許調査の迅速化:数百万件に及ぶ特許情報を横断的に検索し、類似技術に基づいた先行技術調査を数秒で実施します。
- - 文書自動ドラフト生成:生成AIを使った自動ドラフト機能により、出願書類の初稿を短時間で作成し、業務負荷を大幅に軽減します。
- - 知財戦略の可視化:競合分析や無効資料調査、技術トレンドの自動抽出を通じて、知財ポートフォリオの最適化を促進します。
- - 信頼性の高い回答:MyTokkyo.Aiとの連携によって、エビデンスに基づいた信頼性の高い情報を提供します。
導入によるメリット
知財AI™の導入により、特許調査や文書作成にかかる時間を最大70%も削減できる見込みです。この効果は特に中堅製造業や大学、研究機関の知財担当者にとって意味あるものであり、彼らはより戦略的かつ創造的な業務に集中できる環境を手に入れることができます。
知財業界への影響
知財AI™は弁理士や企業の知財部門だけでなく、スタートアップや自治体など、知財に関わる全てのプレイヤーに新たな業務スタイルとビジネスチャンスを提供します。従来の非効率的な知財業務を、AIによって民主化・標準化することにより、誰もが知財を簡単に活用できる社会を実現することを目指しています。
製品の詳細
- - MyTokkyo.Ai:特許検索に特化し、簡易から高度な調査・分析に対応するAI駆動のプラットフォーム。
- - AI IPGenius on IDX:特許出願支援や文書作成、ナレッジ共有を助けるAI統合エンジン。
今後の展望
今後リーガルテック社は、知財AI™を中核とし、さらなる機能拡充を目指しています。多言語対応や海外特許への適応、契約書自動作成AIとの連携などの機能が追加される見込みです。これにより、日本における知財業務のデジタルトランスフォーメーションを加速し、同サービスが「知財AI」の代名詞となることを期待しています。
会社概要
リーガルテック株式会社は、2021年3月に設立され、資本金は3億8,000万円(資本準備金を含む)。代表取締役社長は佐々木隆仁氏で、東京都港区虎ノ門に本社を置いています。各種特許調査サービスや独自のAIプラットフォームの開発・提供を行っており、今後の成長が非常に楽しみです。