「kakari」アプリが100万件を突破
メドピア株式会社が提供する薬局のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援サービス「kakari」は、スマートフォンアプリのダウンロード数が100万件を超えました。このアプリは、薬局業務の効率化や患者とのスムーズなコミュニケーションを実現し、薬局の「かかりつけ化」を促進する役割を果たしています。
薬局が抱える問題
近年、薬局は高齢化や生産年齢人口の減少といった課題に直面しています。さらに、医療に従事する人材不足や診療報酬の改定に対応する必要がある中で、業務のDX化を進めることが求められています。このような状況において、患者の待ち時間を短縮し、対人業務にシフトするためのツールが必要とされています。
「kakari」の機能とメリット
「kakari」は、2019年にサービスを開始し、薬局に特化した様々な機能を提供しています。その中でも特筆すべきは「処方せん送信」機能です。患者はアプリを通じて処方せん画像を送信することで、薬局での待ち時間を大幅に短縮できます。また、薬局は患者との密なコミュニケーションを通じて、服薬フォローやオンライン服薬指導が可能になるため、より高いサービスを提供できるようになります。
加えて、「kakari」は電子お薬手帳機能も搭載しており、厚生労働省が定めたガイドラインに基づいた必要な機能を備えています。これにより、薬局と患者の間でのデータ管理が一元化され、服薬指導においても効率的な運用が実現します。
患者側から見て「kakari」を利用することで、待ち時間の大幅な短縮や、対面だけではなくオンラインでの薬剤師とのやり取りが実現します。また、処方薬の受け取り時に限らず、その後の服薬指導も容易に行えます。
導入薬局の声
一例として、東京都練馬区の「たむら薬局」では「kakari」を導入したことで、患者からの好評を得ています。代表取締役の田村先生は、患者が「うちの薬局専用のアプリ」を知ることで好意的な反応を示し、待合室でアプリのインストールが進む様子を伝えています。最近ではかかりつけ登録数も増加し、業務の効率化が進んでいるとのことです。
「kakari」の理念
「kakari」は、患者と薬局の絆を深めることを目指し、「いつもの薬局を、あなたの“かかりつけ薬局“に」をテーマにしています。利用者にとっては利便性を、薬局にとっては患者のリピートを促進するために設計されたこのサービスは、今後もますます成長していくことでしょう。
薬局DX支援サービス「kakari」は、今後もさらなる機能の追加や改善を目指し、医療の現場での進化を続けていくことが期待されます。