M-INTの挑戦
2022-08-01 14:22:06
医療機関と患者の架け橋、M-INTの新たな挑戦とは
医療機関と患者をつなぐM-INTの挑戦
株式会社M-INTが、医療機関データベースと電子紹介状システムの構築を通じて、医療の需給バランスを最適化し、患者と医療機関のつながりを強化することを目指しています。最近、インキュベイトファンドから6,000万円の資金調達を行った同社は、医療の現場で直面している課題に立ち向かう新たなプロジェクトを開始します。
資金調達の背景
日本の医療機関、特に中小医療機関においては、その専門性が十分に認識されていないため、大病院に患者紹介が集中する傾向があります。この問題は、地域の診療所が持つ専門性や医療サービスの質を低下させ、今後予想される医療供給の不足を助長する要因となっています。
M-INTは2021年の創業以来、地域医療機関と医師の専門性を可視化する取り組みを進めてきました。このシステムにより、各医療機関間の相互紹介を促進し、患者にとっての医療体験を向上させることを目指しています。現在も東京都中央区において、初期プロダクトを用いた実証実験が進行中です。
新たなソリューションの開発
調達した資金は、医療機関データベースの拡充と、日本医師会が発行する医師資格証カードを活用した電子紹介状システムの開発に投じられます。このシステム導入により、医師が抱える患者紹介業務の負担を軽減し、医療機関同士の連携をよりスムーズに行えるようになります。
M-INTの代表藤尾氏の思い
M-INTの代表、藤尾夏樹氏は、現役医師としての経験から医療現場の現状を深く理解しています。藤尾氏は、医療従事者が尽力する一方で報われない現実に対し、強い課題感を抱いていました。「超高齢社会と医療の高度化が進む中で、医療従事者の負担はさらに増加する」と語り、構造的な変化を目指す思いを持って起業に至ったのです。
その結果、M-INTは医療の専門領域を「医療リソース」として可視化し、地域における医療の質向上に貢献する施策を展開しています。
未来を見据えた展望
2022年冬に正式にサービスをローンチする予定のM-INTは、医療業界の様な革命的な変化を目指すチャレンジャーとして注目を集めています。未知の領域に挑む藤尾氏と彼のチームは、医療従事者が真に満足できる環境を作り上げるため、全力を尽くすとしています。今後の展開に期待が寄せられます。
皆さんもぜひ、M-INTの取り組みに注目してみてください。新たな医療の形が見えてくることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社M-INT
- 住所
- 東京都中央区日本橋堀留町1丁目9番10号ライフサイエンスビル7
- 電話番号
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