生成AIの安全性向上
2024-10-24 17:20:34

網屋とデジタルアーツが提携、生成AI利用の安全性向上を目指す

網屋とデジタルアーツ、生成AIの安全性向上に向けた新たな連携



近年、生成AIの利用が日常の中に根付きつつありますが、それに伴い新たなセキュリティリスクも浮上しています。特に、企業における生成AIの利用に関しては、従業員が無意識のうちに機密情報や個人情報をAIに入力してしまうことで、情報漏えいの危険性が増しているのです。

この状況を受けて、株式会社網屋(東京都中央区 / 東証グロース:4258)とデジタルアーツ株式会社(東京都千代田区 / 東証プライム:2326)は、網屋のカンタンSIEM「ALog」とデジタルアーツのWebセキュリティ製品「i-FILTER」の連携を発表しました。この連携により、企業は生成AI利用状況を可視化すると共に、潜在的なセキュリティリスクの早期発見が可能になります。

生成AIのリスクと連携の背景


生成AIは多くの利点を提供しますが、その自由な発言がもたらす情報漏えいのリスクには慎重な取り組みが求められます。例えば、従業員が仕事の一環として生成AIツールを使用する際、意図せず機密情報を入力し、それが企業にとって致命的な情報漏洩に繋がる事例も増加しています。そこで、企業は生成AIの利用規定を定め、その利用状況を定期的に監視することが急務とされています。

本連携の具体的な効果


1. 生成AI利用状況の可視化
「i-FILTER」の「AIチャットフィルター」機能が、従業員の生成AIへの入力内容をALogに連携します。これにより、禁止された言葉や表現が使用された場合には、瞬時にアラート通知が行われ、リスク発見のスピードが向上します。

2. インシデント対応の効率化
ALogは「i-FILTER」からのログを含む多種多様なシステムのログを一元的に管理します。横断的な分析が可能となるため、インシデント発生時の原因究明が迅速に行え、不正行為の早期発見にも繋がります。

ALogとi-FILTERの概要


「ALog」は、AIを活用した不正行為の予兆検知機能が強化されたSIEM製品であり、膨大なログデータを容易に管理します。これまでに国内外での導入実績は6,000契約を超え、サーバーアクセス市場で17年連続シェアNo.1を誇っています。一方で、「i-FILTER」はWebセキュリティの基盤を築き、危険なサイトへのアクセスを防ぎ、企業や官公庁、学校などに安全なネット環境を提供します。

このような連携を通して、両社は、生成AIの利用に関するセキュリティ体制を大きく向上させ、企業が安全にテクノロジーを活用できる環境の確立を目指しています。情報技術が進化する現代において、企業にはリスクを管理しながらも新たなテクノロジーの恩恵を受けることが求められています。これにより、高度化するサイバーセキュリティの脅威に対応できる未来が開かれるのです。


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会社情報

会社名
株式会社網屋
住所
東京都中央区日本橋浜町3-3-2トルナーレ日本橋浜町 11F
電話番号
03-6822-9999

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