健康住宅株式会社は2024年8月1日、福岡県福岡市にて新たなブランドミッションを掲げたローンチイベントをユナイテッド・シネマ福岡ももちで開催しました。このイベントには、同社を支えるパートナー企業の代表者や関係者が集まり、新ブランドの理念を共有する貴重な機会となりました。
新ブランドのミッション「機能と美と健康」は、住まいを通じて提供する価値を再定義し、単なる快適性を越えた健康的な暮らしを提案するものです。代表取締役の畑中直氏は、住環境が健康に及ぼす影響の重要性を強調し、地域社会への貢献を約束しました。福岡に本社を置く健康住宅は、1998年に創業以来、外断熱工法をいち早く取り入れ、高性能住宅の設計と施工を行ってきました。すでに1900棟以上の実績を持ち、さらなる革新を目指しています。
イベントでは、近畿大学副学長の岩前篤氏が招かれ、建物と健康との関連性についてトークセッションが行われました。岩前氏は、近年の医学界の動向として、住宅環境への関心が高まっていることに言及し、例えば厚生労働省の法律改正によって室内温度の基準が引き上げられたことを紹介しました。この変化は、住環境が健康に及ぼす影響を国が認識した結果であり、今後の住宅設計において「健康」を重要な指標として位置付ける必要性があると述べました。
岩前氏はまた、日本とカナダの暖房に関する考え方の違いを述べ、低温環境が健康に与える悪影響を警告しました。日本では部分的な暖房が一般的ですが、カナダでは家全体を均等に暖めることが求められます。この違いは、快適性と健康の観点から見た際に大きな意味を持つと彼は警告しました。
セッションでは、社員教育の重要性についても議論が交わされました。畑中専務は、「教育=教え育てる」の概念から「共育=共に育つ」への転換を提唱しました。相互に成長し合う関係を築くことが企業の成長につながるとし、社会との関係も重視されるべきであるとしました。岩前氏もこの意見に同意し、教育の現場でも学ぶ側と教える側が共に成長する姿勢が求められると強調しました。
新ブランドアイデンティティのもと、健康住宅は今後も「機能と美と健康」をキーワードに、公共の福祉を向上させるために邁進していく方針です。対話を通じて得た知見をもとに、顧客に高い住宅性能の重要性を伝え、健康的な住環境の提供へとつなげていきます。また、蓄積した技術と経験を生かしながら、地域の健康や幸せを支えるため、変化を恐れずに進化し続ける企業でありたいと考えています。
今後、健康住宅は「住んでからが本当のお付き合い」とし、お客様にとって20年後、30年後も誇れるような住まいを提供していくことを目指し、更なる発展に取り組んでいく所存です。イベントには社員100名、パートナー企業200名が参加し、新たなブランドの下、より良い未来に向けての一歩を踏み出しました。
健康住宅株式会社について:本社は福岡県福岡市城南区別府に所在し、1998年に創業。主な事業として新築住宅、リフォーム、不動産などを手掛けています。住宅性能の向上に努めており、住環境の質を高めることを一つの使命としています。公式ウェブサイトは、
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