三菱総合研究所、南都銀行にデータ利活用プラットフォームと金融リテール向けアプリケーションを提供開始

南都銀行、顧客ニーズに合わせた金融サービス提供へ三菱総合研究所がデータ利活用プラットフォームを提供

三菱総合研究所（MRI）は、南都銀行にデータ利活用プラットフォーム「OVHcloud Data Platform」と金融リテール向けアプリケーション「ForeRetail」を提供開始しました。これらの導入により、南都銀行は顧客一人ひとりのニーズに合わせた金融サービスの提供を目指します。

顧客ニーズの変化に対応、データ利活用がカギ

デジタル化が進む現代において、顧客のライフスタイルやニーズは多様化しています。金融機関は、顧客一人ひとりのライフイベントに寄り添い、最適な金融サービスを提供することが求められています。

MRIは、この課題解決に向けて、さまざまなソリューションを提供しています。今回の南都銀行への「OVHcloud Data Platform」と「ForeRetail」の提供もその一環です。

データ分析基盤の構築とAI活用による顧客理解

「OVHcloud Data Platform」は、データ収集、加工、AIモデリング、可視化、アプリケーション開発など、データ利活用に必要な機能を網羅したプラットフォームです。南都銀行は、このプラットフォームを活用することで、これまで散在していたデータを一元的に集約・蓄積し、データウェアハウスを構築します。

さらに、AIを活用することで、顧客の将来の資金ニーズや与信可能額を予測することが可能になります。これにより、顧客のライフイベントに合わせた適切な金融商品の提案が可能になります。

金融リテール向けアプリケーション「ForeRetail」による効率的な顧客対応

「ForeRetail」は、住宅ローンやカードローンなどの事前与信に特化したアプリケーションです。MRIが長年培ってきた金融機関向けコンサルティングやモデル提供のノウハウを活かして開発されました。

このアプリケーションを活用することで、南都銀行は、顧客のデータに基づいて、AIが顧客の将来の資金ニーズや与信可能額を予測し、効果的かつ効率的に金融商品を提案することができます。

データドリブン経営によるさらなるサービス向上

「OVHcloud Data Platform」と「ForeRetail」の導入により、南都銀行はデータドリブン経営を推進し、顧客へのサービス向上を目指します。顧客データに基づいた分析、仮説立案、施策の実施、効果検証を繰り返すことで、顧客満足度を高め、より良い金融サービスを提供していくことが期待されます。