IoTの未来
2019-02-20 15:18:43
金沢工業大学とセンスウェイが推進するIoTの未来が見えてきた
金沢工業大学とセンスウェイが手を組む新たな取り組み
金沢工業大学とセンスウェイが提携し、LPWAのLoRaWAN™を利用したIoT分野における共同研究を開始しました。このプロジェクトは、今後の「超スマート社会」の構築に向けた重要なステップとなります。
ソサイエティ5.0の実現目指す
日本政府が提唱するソサイエティ5.0は、製造業、経済、生活の各分野においてIoT(モノのインターネット)を活用したスマート化を追求しています。この必要性が増す中、特にエンジニア不足がIoTのデータ収集やサービス創出の妨げとなっています。
そこで、金沢工業大学(KIT)とセンスウェイが手を携えて、IoTエンジニアの育成や研究を進めることになったのです。
センスウェイの役割
センスウェイは、IoTによる都市の課題解決を目的に広域IoT通信ネットワークを構築してきました。これにより、様々なアプリケーションの開発にも取り組むなど、実用的なソリューションを提供しています。この技術力を背景に、今回の連携がどのように効果を発揮するかが期待されています。
学術機関としてのKITの強み
一方の金沢工業大学は、IoTを含む先進的な学術研究に多くのリソースを投入し、優秀なエンジニアを育成しています。この二つの取り組みは互いの長所を生かし、実践的な研究成果を導くことを目指しています。
具体的なプロジェクト内容
提携により、石川県内で大規模な実証実験が計画されており、技術セミナーなども積極的に開催される予定です。この実験フィールドで得られるデータが、日本のIoTエンジニアの育成や研究開発の促進に寄与することが見込まれています。
このプロジェクトが進めば、全国の学術機関との連携も強化され、さらに多くのIoT研究の場が生まれることになるでしょう。最終的には、日本国内におけるLPWAやLoRaWANの普及を促進し、IoT関連技術の社会的基盤を広げていくことが狙いです。
基地局設置予定地
今回の取り組みの一環として、基地局の設置が金沢工業大学の扇が丘キャンパスおよびやつかほリサーチキャンパスに予定されています。この基盤を構築することで、LoRaWANを利用したIoTサービスの実用化へとつなげていきます。
最後に
金沢工業大学とセンスウェイの提携は、エンジニア育成、研究開発、社会基盤の拡大といった多くの面でポジティブな影響をもたらすでしょう。この取り組みが進むことで、日本のIoT技術がさらに発展し、未来の超スマート社会を実現する一助となることが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
センスウェイ株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋人形町3-12-10 BEAKER日本橋人形町 412
- 電話番号
-
03-6231-0612