抗体誘導ペプチド技術
2024-08-21 17:46:24

革新的な抗体誘導ペプチド技術が新たな治療の扉を開く

抗体誘導ペプチドの次世代製剤技術研究



株式会社ファンペップ(本社: 大阪府茨木市、代表取締役社長: 三好 稔美)は、次世代の抗体誘導ペプチドに関する製剤技術の研究を進めています。この技術は、POP Biotechnologies, Inc.(米国ニューヨーク州、CEO: Dr. Jonathan Lovell)が開発した新規リポソーム製剤技術「SNAPプラットフォーム技術」を取り入れ、初期研究において設定したクライテリアを達成したことで、後期フェーズの研究を開始する運びとなりました。

抗体誘導ペプチドとは?


抗体誘導ペプチドは、人体内で特定のターゲットタンパク質に対する抗体の生成を促進し、治療効果を得ることを目的としたペプチドワクチンです。この技術によって新しい治療法の可能性が広がることが期待されています。ファンペップは、自社の機能性ペプチド「AJP001」を活用することで、さまざまなターゲットに対応した抗体誘導ペプチドの候補化合物を創出し、研究開発のパイプラインを強化しています。

SNAPプラットフォーム技術の特長


POP BIOのSNAPプラットフォーム技術は、ペプチドワクチンなどに対して強力な免疫応答を誘導するために設計されており、革新的なワクチンアジュバントとして機能します。このシステムは、従来の免疫原性担体やウイルス様粒子の製造プロセスにおける手間を大幅に軽減することができるため、効率的に抗体産生を促すことができます。また、非特異的な抗体の生成に関する問題の解決も期待されています。

実績と今後の展開


最近、ファンペップはマウスを使用した動物試験で事前に設定した抗体産生と中和活性に関するクライテリアを達成しました。これにより、次なるステップとして、後期フェーズの研究に進むことが決定しました。この研究では、サルなどを用いた動物試験によって、本製剤の最適化研究が行われます。

この取り組みが成功することで、抗体誘導ペプチド技術が医療現場に広く活用され、新たな治療法の提供につながることが期待されます。ファンペップの研究が、これまでにない次世代ワクチンの実現に寄与することを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社ファンペップ
住所
東京都中央区日本橋本町3-11-5日本橋ライフサイエンスビルディング2 503号室
電話番号
03-5315-4200

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