岡山大学が2025年に国際シンポジウム「MISASA VIII」を開催

岡山大学が国際シンポジウム「MISASA VIII」を開催

2025年3月4日から5日にかけて、岡山大学高等先鋭研究院の惑星物質研究所が主催する「MISASA VIII」が鳥取県三朝町のホテルで開催されます。このシンポジウムは、未来の惑星探査をテーマにしたもので、国内外から参加する研究者たちが集い、最新の科学成果を持ち寄ります。

シンポジウムの意義

「MISASA VIII」は、「Future Planetary Exploration: Understanding of Planetary Surface Environments and Habitability」をテーマに掲げ、地球外環境や将来的な長期滞在の可能性を探ることを目的としています。参加者には大学院生も含まれており、63名が一堂に会し、多様な研究分野からの知恵や経験を共有します。

招聘講演者

シンポジウムでは、東京大学の杉田精司教授やフランスのナント大学からMangold Nicolas教授など、著名な研究者が招聘されています。これらの専門家は、月や火星に関する最新の探査技術や室内実験成果を紹介し、参加者との間で生きた議論が展開される予定です。

交流会の様子

シンポジウム初日には、岡山大学の那須保友学長の乾杯によって開宴されたバンケットもあり、木本美喜氏（鳥取県中部総合事務所長）や松浦弘幸氏（三朝町町長）という地域の賓客を交えての活発な意見交換が行われる予定です。これにより、地域名と研究のつながりを深める機会ともなります。

岡山大学の取り組み

岡山大学の惑星物質研究所は、「宇宙から私たちの社会をよりよくする」ことを理念に掲げています。研究機関としての役割を果たしながら、地域と連携し、特色ある研究を進めています。国際シンポジウムの開催は、この取り組みの一環であり、さらなる研究の活性化に寄与することでしょう。

これからの展望

シンポジウムを通じて得られる知見や情報は、今後の惑星探査研究においても重要な意味を持ちます。参加者は、惑星表層環境科学というテーマに焦点を当てた研究をどのように深化させていくかについて意見を交わし、閉会後もその活動が継続されることが期待されます。

岡山大学は地域中核の特色ある研究大学としての活動に力を入れており、これからの革新的な研究に注目が集まります。将来的には、宇宙探査分野での国際的なリーダーとしての地位を確立することが求められています。今後も岡山大学や惑星物質研究所の動向にご期待ください。