龍谷大学、サステナビリティDaysを開催
2024年9月23日、深草キャンパスにて「サステナビリティDays」が開催され、約1,000名の参加者が集まりました。本イベントは、京都市の「ゼロカーボン古都モデル」に基づき、地域社会における脱炭素ライフスタイルを普及させることを目的としています。特に、持続可能な社会の実現に向けた行動を促す機会として重要な意義を持っています。
イベント内容
イベントには、特別な試乗体験ができる「デロリアン」が登場。これは、映画に登場した車型タイムマシンで、再生燃料で走行することで注目を集めています。事前予約は定員に達し、多くの家族連れや学生が参加し、楽しく未来の資源循環について考える場となりました。さらに、サステナビリティに取り組む企業や学生団体のブースも設けられ、地域の人々と交流を通じて新たな知識やアイデアを得ることができました。
講演会の様子
講演は、龍谷大学学長の入澤崇氏の挨拶から始まりました。入澤学長は、「社会課題が深刻化する現代において、幸福を感じる社会を作るために新たな価値を創造すべき」と強調しました。その後、株式会社JEPLANの会長である岩元美智彦氏が講演を行い、エネルギーをめぐる国際的な争いが引き起こす影響について語りました。
岩元氏は、「ケミカルリサイクル」と呼ばれる革新的な技術を紹介し、ポリエステル繊維やペットボトルをリサイクルすることで、エネルギーの新たな活用方法や世界平和への貢献を提案しました。また、学生たちに向けて、「実現したい社会を思い描き、共に行動すること」が重要であると訴えました。
地域社会への影響
参加した学生や地域住民からは、「脱炭素に向けた行動を見直すきっかけになった」との声が多く寄せられました。本イベントを通じて、地域社会へのインパクトが期待されています。
龍谷大学の新たな基本方針
今回の「サステナビリティDays」の開催を受け、龍谷大学は「サステナビリティ基本方針」を新たに策定しました。建学の精神として「浄土真宗の精神」を掲げ、人、社会、地球と共に持続可能な社会の実現に向けて具体的な取り組みを進めていきます。
このように、龍谷大学の取り組みは学生と地域住民が共に行動し、持続可能な未来に向けて意識を高める重要な一歩となりました。今後も更なる活動が期待されます。