町田市の実証実験
2024-09-03 09:38:34

町田市、リチウムイオン電池検知システムの実証実験を実施へ

東京都町田市では、燃やせないごみに混入したリチウムイオン電池の火災問題を受け、その検知システムの実証実験を行うことになりました。このシステムは、町田市バイオエネルギーセンターの不燃・粗大ごみ処理施設で発生した火災事例から始まりました。2年以上にわたり、複数の装置メーカーとの協力で、AIやX線を用いたリチウムイオン電池等の検知技術が開発されています。この技術は、2024年3月に試作機が完成し、改良が加えられた後、実験が行われるという流れです。

実証実験は2024年9月9日から12日までの4日間、町田市下小山田町にある旧埋立地の旧リサイクル広場まちだで行われます。この試験では、実際に町田市が収集した燃やせないごみを使用して、試作機の性能検証が行われます。具体的には、コンベヤに流れるごみをX線で撮影し、AIがその画像からリチウムイオン電池などを検知します。検知された電池は、プロジェクタで可視化され、作業員が目に見える形で取り除くことができる仕組みです。

また、実証実験には町田市、町田ハイトラスト、株式会社PFU、株式会社IHI検査計測の4者が参加し、それぞれの役割を果たします。町田市は実験場所の提供とごみの移送を行い、町田ハイトラストは電池等を取り除く作業の検証に協力します。PFUとIHIは検知システムの設計・製造および検証作業全般を担当します。このように自治体と企業が連携することで、技術の実用性を高め、地域の環境問題の解決を図っています。

この実証実験は、環境省及び東京都とも連携して進められます。リチウムイオン電池は環境に悪影響を及ぼす可能性が高く、その廃棄や処理方法については社会的关注が高まっています。町田市の取り組みは、現在進行中の環境保護活動の一環となっており、他地域でも注目されています。

町田市は人口約43万人を有する東京都南部の都市で、都心から電車で30分ほどの距離に位置しています。駅周辺には商業施設が多く立ち並ぶ一方で、少し離れると自然も豊かです。生活の利便性と自然環境の両方を兼ね備えた町であり、地域住民もこの実証実験に関心を持っています。町田市はこの実験を通じ、地域の環境保護の意識を高め、今後の持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。


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会社情報

会社名
町田市役所
住所
東京都町田市森野2-2-22
電話番号
042-724-2101

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