株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC)が新たに導入した「グループガバナンス診断プログラム」と「グループガバナンス強化コンサルティング」のふたつのサービスは、企業におけるグループガバナンスの強化を実現するための工具として注目されています。この2つのサービスは、各グループ会社の実情を把握し、企業全体の方針を明確にすることを目的としています。
グループガバナンス診断プログラムについて
「グループガバナンス診断プログラム」は、コーポレートガバナンスにおける新たな潮流に対応したプログラムであり、特にグループ企業に特有の課題を解決する道筋を提示します。各子会社の経営状況や依存度に応じたガバナンスの在り方を考慮し、決して一律ではないアプローチが鍵となります。この診断では、親会社の規定に基づきつつ、子会社の管理プロセスを実際に把握し、実行可能な改善策を導き出すことが期待されます。
プログラムの進行は三つのステップに分かれています。まずは現状分析として、事務局や子会社のマネジメントへのヒアリングを行い、グループガバナンスの課題を明確にします。次に、課題を体系化し、優先すべき施策の提案を行い、最後に具体的な施策を実行するためのマスタープランを策定します。
グループガバナンス強化コンサルティング
一方、「グループガバナンス強化コンサルティング」は、親会社の方針と子会社の状況を相互に理解することを重視しています。これは、企業全体のエンゲージメントを高め、実際の運営において効果的に方針を実践するための支援を行います。コンサルティングの進行も現状認識から情報共有を行い、持続可能な改革を実施していく流れです。
このサービスでは、親会社と子会社間のコミュニケーションを強化し、両者の理解を深めて健全なビジネス関係を築くことが期待されます。また、実行の進捗をモニタリングし、必要に応じて改善策を提案することも可能です。
公開セミナーの開催
さらに、JMACは2024年10月18日(金)に公開セミナーを開催予定です。「ガバナンスする”目”とガバナンスを受ける”心”のFusion」をテーマに、経営陣に求められるグループガバナンス力を点検し、企業が抱える課題を明確化します。このセミナーでは、最新のコーポレートガバナンスについての知識や、グループ経営における実務的な診断ツールが紹介される予定です。
参加者は、企業経営に役立つ具体的な知見を得ることができるでしょう。正確なグループガバナンスの実現に向けて、この機会を活用することをお勧めします。JMACは、より良いグループ経営の実現に向けた支援をこれからも強化していきます。