京都のものづくり支援
2015-12-17 14:00:01
京都試作ネットが加速する、ものづくりベンチャー支援の新しい波
京都試作ネットとDarma Tech Labsが手を組む新たなものづくり支援
京都を拠点に活動する「京都試作ネット」と「Darma Tech Labs」が提携し、ものづくりベンチャー企業への支援を強化する新たなプロジェクトが立ち上がりました。この取り組みは、日本初の量産化試作に特化したベンチャー支援プログラム「Makers Boot Camp」を活用し、企業の成長をサポートすることを目的としています。
Makers Boot Campとは
Makers Boot Camp(以下MBC)は、2015年9月にスタートしたベンチャー支援プログラムで、特に試作品から量産化に移行する際の課題に焦点を当てています。世界で注目されるハードウェアやIoT関連のベンチャー企業が、多くの製造ノウハウの不足に直面し、「量産化試作の壁」を乗り越えられずにいる現状を解決するためのプログラムです。
同プログラムは、これまでに7社のベンチャー企業の量産化試作を支援し、実績を上げてきました。Darma Tech Labsの代表取締役社長、牧野成将氏は「MBCを通じて、多くのベンチャー企業が自らの製品を市場に送り出せるよう、適切な支援を行っています」と述べています。
資本参加によるさらなる展開
最近、京都試作ネットに加盟する数社がDarma Tech Labsに資本参加を決定しました。この出資により、MBCの事業拡大や外部連携の強化が期待されています。特に、シリコンバレーでの強い情報発信力を持つサンブリッジやIoT分野に注力するフューチャーベンチャーキャピタル、そして阪急電鉄が中心となる「梅田スタートアップファンド」などの企業が協力を強化することで、関西地域のスタートアップ創業を後押ししていきます。
ものづくりの都、京都を目指して
京都試作ネットの代表理事、竹田正俊氏は、「Makers Boot Campとの協業を通じて多くのベンチャー企業が試作から量産化へと移行できる機会を増やしたい」と意気込みを見せています。また、竹田氏は「ものづくりベンチャーの都、京都の実現を目指して団結していく」とも語りました。
Allen Miner氏の期待
株式会社サンブリッジのAllen Miner氏も、この取り組みに対して期待を寄せています。「MBCが日本発のグローバル展開を果たすプログラムになることを楽しみにしています。日本の製造業が抱える強みやポテンシャルを生かし、新たな価値を生み出すための面白い取り組みだと感じています」と話しています。
まとめ
京都試作ネットとDarma Tech Labsの共同プロジェクトは、ものづくりベンチャー企業に新たな風を吹き込み、次世代のイノベーションを生む土壌を形成しています。現在進行形で進展するこのプロジェクトは、今後さらに多くの企業との連携を強化し、日本のものづくりの継続的な進化を支える重要な役割を果たしていくことでしょう。未来のものづくりビジネスがどのように発展していくのか、注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 京都試作ネット
- 住所
- 京都市下京区中堂寺南町134番地京都リサーチパーク2号館2階 京都試作センター株式会社内
- 電話番号
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070-5667-8194