ShopifyがB2B機能を全プランに展開
グローバルコマースのリーダーとして知られるShopifyは、2023年10月に日本法人のShopify Japanが新たに発表した内容に注目です。今後、すべてのShopifyプランの事業者が、ネイティブのB2B(企業間取引)機能を活用できるようになります。
これまでB2B機能は主にShopify Plusのユーザー向けでしたが、今回の仕様変更により、Basic、Grow、Advancedプランでも追加費用なしで利用可能になります。この変更は、あらゆる規模の事業者に対し、取引の効率化を図る手助けとなるでしょう。
B2B機能の利点
新たに追加されるB2B機能には、卸売顧客向けの会社プロフィール管理、顧客ごとの価格設定ができる最大3つのカスタムカタログ、ボリュームディスカウント(大量購入割引)、そして安全なクレジットカード情報の保存が可能なVault機能などがあります。
さらに、支払い条件の設定も行えるため、卸売や直販の両方のビジネスモデルを単一のプラットフォームで一元管理することが可能です。これにより、複雑なシステムの統合や追加アプリの導入を避けることができ、業務効率の向上が期待されます。
効率化による実績
実際にShopifyのB2B機能を利用した事業者たちは、その結果に驚いています。バックオフィス業務の時間が最大で25%削減され、平均顧客単価が最大で40%向上したという報告もあります。また、6か月以内にセルフサービスでの注文が最大33%増加し、リピート注文の頻度も最大で20%向上したとのことです。
このような成果は、Shopifyが提供する統合データ基盤と単一の管理画面によるもので、B2BとD2C(直接消費者向け)のビジネスをシームレスに運営できることが大きな要因となっています。既存の機能、例えばShopify FlowやShopify Paymentsなども、B2BとD2Cの両方で活用できるため、業務の複雑さを大幅に軽減できるのです。
さらなる発展を目指して
Shopifyは、より複雑なニーズを持つ事業者向けに引き続き、Shopify Plusプランでの高度なB2B機能の提供を行います。これには、無制限のカタログ作成、顧客ごとの細かな価格設定管理、分割払いやデポジットなどの柔軟な支払いオプションが含まれています。これは特に、拡大を目指す企業にとって魅力的な選択肢です。
日本市場への貢献
Shopify Japanのカントリーマネージャー、馬場道生氏は、「今回の機能拡大は、日本のB2Bコマースにおいて、多くの事業者が分断されたツールに依存している現状を改善することを目的としている」と語ります。卸売と直販を統合管理できることで、事業者は新たな成長機会を得ることができると期待されています。
Shopifyは、中小企業から大企業まで多様な業種の事業者に利用されており、様々なブランドがこのプラットフォームでその事業を展開しています。興味のある方は、ぜひ詳細を確認してみてください。