リケンテクノスが食品包材事業へ40億円の設備投資を発表

リケンテクノスの食品包材事業への大規模投資

リケンテクノス株式会社は、食品包材事業において約40億円の設備投資を行うことを発表しました。本社が東京都千代田区に位置する同社は、成長投資の一環としてこの施策を進めるとしています。

中期経営計画に基づく成長戦略

この設備投資は、2025年4月にスタートした3ヵ年中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」の一部です。リケンテクノスは「価値創造するバランスシート」の実現を目指し、経営資源の最適配分を行っています。2025年7月には三重工場の拡張計画を発表しており、今回の設備投資はその流れの中で行われるものです。

食品包材事業の強化

具体的には、埼玉工場および三重工場において、食品包装用ラップの成膜工程や小巻ラップの包装工程に関連する新しい機械設備を導入します。これにより、2026年度から順次稼働を開始し、生産能力の強化と安定した供給体制の確立を目指します。市場の拡大や顧客のニーズに応えるため、これらの投資は重要なステップだとされています。

リケンテクノスの掲げる未来

リケンテクノスグループは、自社の経営を通じて企業価値の向上を図っていく方針です。1966年に国内で初めてポリ塩化ビニル製の食品包装用ラップを開発以来、リケンテクノスの製品は多岐にわたって利用されてきました。スーパーマーケットの生鮮食品売場からプロの調理場、さらには家庭のキッチンまで、同社の製品は高い粘着性と伸縮性を誇り、幅広いシーンで親しまれています。