CTCエスピーとDoppelの提携
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社のグループ会社であるCTCエスピー株式会社(略称:CTCSP)が、米国カリフォルニア州のDoppel, Inc.(ドッペル)と国内初の販売代理店契約を締結しました。この提携により、AIを活用したソーシャルエンジニアリング防御プラットフォーム「Doppel」の提供が開始され、フィッシングやなりすまし攻撃に対応した新たな防御策が企業に提供されます。
背景
近年、生成AIが進化する中で、フィッシングやSNS、電話を利用した詐欺が急増しています。これらの攻撃手法は、従来の点での対策では対応が困難な「面」でのアプローチを取るようになっており、企業は新たなリスクに晒されています。その結果、企業の信用や事業の持続可能性に関わる重大な問題となっているのです。
Doppelの強み
Doppelは、フィッシングや詐欺サイトに対して全方位的な監視を提供し、不正なコンテンツを特定・削除するまで支援します。具体的には、Webサイト、SNS、SMS、アプリストアからダークウェブに至るまで、デジタルリスクを継続的に監視しています。AIが悪意のある攻撃の関連性を分析し、全体像を可視化することで、迅速かつ正確な対応を可能にしています。
検知された脅威については、AIが必要なエビデンスを自動で収集し、対応を効率化することで人的コストを削減します。特にメールに関しては、自動で危険なリンクや不審な送信元を特定し、再攻撃を防ぐためのEmail Securityソリューションも展開しています。
教育と訓練
Doppelは、単なる技術的対策だけでなく、従業員向けの教育プログラムも提供しています。実際の攻撃を模した訓練やシミュレーションを行うことで、ユーザーの認識を高め、人的リスクを軽減します。
CTCグループの役割
CTCグループは、Doppelの販売代理店として、導入から運用までの支援を行い、顧客のニーズに応じた付加価値サービスを提供します。この契約は、海外のスタートアップとの協業を推進する「NAPP(North America Partnership Program)」の一環として実現しました。米ベンチャーキャピタルSozo Ventures社とも協力し、日本市場への進出を図っています。
これにより、CTCは近未来の技術を活用した防御策を日本の企業に届け、デジタル信頼性の向上に寄与していくことが期待されます。
最後に
DoppelのCEO、Kevin Tian氏は、「DoppelとCTCSPとのパートナーシップは、日本市場の企業にとって重要なステップであり、AIを駆使した安全対策が求められている」と語ります。この共同体制を通じて、Doppelはアジア市場でのリーダーシップを目指しています。
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