警備ロボット導入、神戸駅NKビル
2022-10-20 15:07:30

JR神戸駅NKビルで警備ロボット導入開始!Octa RoboticsのLCIがエレベーター連携を実現

JR神戸駅NKビルで警備ロボットが活躍開始!



JR西日本不動産開発株式会社が所有するJR神戸駅NKビルで、11月から警備ロボットの運用が始まりました。 導入されたのは、SEQSENSE株式会社が開発した警備ロボット「SQ-2」。この導入は、中規模ビルにおける自律移動警備ロボットの本格運用としては日本初の事例となります。

ロボットとビルの連携を可能にした「LCI」



この警備ロボットの大きな特徴は、ビルのエレベーターと連携して自律的にフロア間を移動できる点です。この連携を可能にしているのが、Octa Robotics株式会社が提供するインターフェースサービス「LCI」です。LCIは、ロボットと建物設備(エレベーターや自動ドアなど)を接続するためのマルチベンダー型のサービス。様々なメーカーのロボットや設備に対応できるため、導入の柔軟性が高いことがメリットです。

経済産業省が策定したRRIプロトコルに準拠したオープン仕様を採用しているため、エレベーターメーカーやロボットメーカーを問わず、容易に接続が可能です。これにより、ロボットは単体でビル内を自由に動き回り、効率的な警備業務を行うことが可能になります。

Octa Roboticsの取り組み



Octa Roboticsは、「ロボットをあたりまえのインフラに」というビジョンを掲げ、ロボットと周辺環境との連携をスムーズにする技術開発に力を入れています。今回のLCI導入は、そのビジョンの実現に向けた大きな一歩と言えるでしょう。同社は、組織を超えた連携を促進し、サービスロボット市場の成長に貢献することを目指しています。

警備ロボット「SQ-2」の機能



SEQSENSE社の警備ロボット「SQ-2」は、高度な自律移動技術と様々なセンサーを搭載。ビル内を自律的に巡回し、異常を検知すると警備員に通知するなど、セキュリティ強化に貢献します。 人手不足が深刻化する警備業界において、ロボットによる警備は大きな期待が寄せられています。

今後の展望



JR神戸駅NKビルでの運用実績を基に、今後は他のビルへの導入も検討されるとのこと。 ロボットと建物の連携技術は、様々な分野への応用が期待されており、今後の発展が注目されます。 高齢化社会の進展や労働力不足といった課題解決にも大きく貢献する可能性を秘めていると言えるでしょう。 LCIのようなインターフェースサービスは、ロボット技術の普及を加速させる重要な役割を担っていくものと予想されます。 この取り組みは、スマートビルディングの実現に向けた大きな一歩であり、日本の社会インフラの進化を象徴する出来事と言えるでしょう。

Octa Roboticsの概要



社名: 株式会社Octa Robotics
代表者: 代表取締役 鍋嶌 厚太
設立日: 2021年5月6日
資本金: 2,960,785円
所在地: 本社:埼玉県さいたま市南区白幡3丁目11番24-1号、東京オフィス:東京都千代田区大手町2-7-1 TOKIWAブリッジ
受賞歴: 東京大学 FoundX Founders Program採択、東京大学 IPC 第6回1st Round 採択、令和3年度産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)受賞


会社情報

会社名
株式会社Octa Robotics
住所
東京都文京区向丘2丁目3番10号東大前HiRAKU GATE
電話番号

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