ダイキンと東京工業大
2024-09-27 15:36:45

ダイキンと東京工業大学が共同で進める次世代空調技術の研究拠点設置

ダイキンと東京工業大学の共同研究拠点設立



ダイキン工業株式会社が国立大学法人東京工業大学と共同で「ダイキン空調技術協働研究拠点」を設け、空調機のコア技術の高度化に向けた研究を開始しました。この拠点は東京工業大学内に設置され、2024年9月から2029年3月までの期間で活動を行います。

背景と目的


国際エネルギー機関(IEA)の予測によれば、2050年までに世界の空調用電力需要は新興国の経済成長や人口増加により約3倍に達する見込みです。このため、空調機の需要が増加し、気候変動への影響が深刻になることが懸念されています。環境への影響を軽減するため、空調機のエネルギー効率向上が強く求められています。

空調機の心臓部にあたる圧縮機は消費電力の大部分を占め、これを効率よく運転させるためのモータやインバータの高度化が重要な課題となっています。特に2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、圧縮機開発にはより効率的な解析技術やDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入が求められています。

共同研究の詳細


ダイキンと東京工業大学はこれまで長年にわたり、大型空調用モータの高度化について共同研究を行ってきました。新たに設立された研究拠点では、圧縮機、モータ、インバータに関連する東京工業大学の先端知見と研究リソースを活用し、その成果を社会実装し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していくことを目的としています。

拠点の構成


「ダイキン空調技術協働研究拠点」は、東京工業大学オープンイノベーション機構の支援を受けつつ、企業と大学による共同研究チームが新たな研究テーマを立案し、進行させる体制が整っています。拠点長には東京工業大学の千葉明教授が、副拠点長にはダイキンの小林直人部長が就任しました。

おわりに


今後、この研究拠点を通じて得られた知見が、よりエネルギー効率の高い空調技術の開発につながり、持続可能な未来の実現に寄与することが期待されています。ダイキンと東京工業大学の協力が、環境問題への取り組みにおいてどのような影響をもたらすのか、今後の進展から目が離せません。


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会社情報

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ダイキン工業株式会社
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