Z世代とつながるNFT
2023-02-16 11:00:02
自治体が挑むWeb3時代のNFTを活用したZ世代との新たなコミュニティ形成
神戸市、Web3時代に向けた新たな挑戦
神戸市が全国初の取り組みとして、Web3時代に適応するべくNFTを導入し、Z世代との強固なつながりを目指すオンラインコミュニティを立ち上げることになりました。背景には、国が進めるWeb3の普及や地域経済の活性化という必要性があります。
なぜ今、Web3とNFTなのか
近年、Web3は様々な分野での発展が期待されており、NFTはその中心的な要素として注目を集めています。特に若者を中心にこだわりの強いデジタル作品が求められる中、NFTを通じて自分のアイデンティティを表現する場が生まれています。神戸市は、デジタルアートを通じて地域の愛やつながりを育むことを狙いとしています。
プロジェクトの内容
この実証プロジェクトでは、神戸の魅力を反映したNFT作品が製作され、地域外のZ世代と効果的に結びつくコミュニティ形成を目指します。具体的には、神戸の理念「BE KOBE」をテーマにしたNFTアートが作成され、その販売によって得られたコミュニケーションの場がDiscord上に設けられます。これにより、同じ価値観を持つ仲間とつながることが容易になり、より深い地域愛の醸成が期待されます。
NFT制作の狙いとアーティスト
神戸市のプロジェクトには、「Kawaii SKULL」という神戸出身のNFTアーティストが協力しています。彼女は日本の“Kawaii”文化を体現し、スカルをテーマにした独自のドット絵作品を制作。彼女の作品は画一的ではなく、すべて手作りであり、芸術作品の個性を尊重する姿勢が「BE KOBE」理念と調和しています。
NFT作品は078点が用意されており、NFTマーケットプレイスのOpenSeaにて販売予定です。価格は0.02イーサ(約4,000円)と設定されており、熱心なファンからの需要が見込まれます。
Discordを使ったコミュニティの設立
神戸市が新たに設立するオンラインコミュニティでは、Z世代に人気のチャットツールDiscordを用います。このコミュニティでは、NFTを購入した方のみならず、神戸に興味を持つ全ての参加者が交流できる場が提供されます。オフラインイベントや神戸に関連した特別なリアクションスタンプの配布、参加者が提案する企画など、コミュニティ内での活発な交流を促進します。
特に、参加者のアイデアを基にしたイベント企画やアクティビティがコミュニティの中心となるでしょう。これにより、ユーザー同士の距離感が縮まり、地域への愛着が強まることを目指します。
進む情報発信
また、プロジェクトに関連する情報はTwitterを通じても発信され、コミュニティへの参加を促す工夫がされています。SNSを活用することで、若年層の関心を引き続けることができるでしょう。
まとめ
神戸市が進めるこのNFTプロジェクトは、単なるデジタルアートの販売を超え、地域と若者がつながる新しい形のコミュニティ形成を育む重要な試みです。この取り組みが成功することで、地域経済の活性化や若年層の人口流出問題の解決に寄与することが期待されます。
会社情報
- 会社名
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神戸市東京事務所
- 住所
- 東京都千代田区平河町2-6-3都道府県会館13階
- 電話番号
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03-3263-3071