伊勢の自然が生んだ特別なはちみつ『蜜匠 神都・花々』
春の訪れと共に、伊勢の四季色とりどりの花々から採蜜された特別なはちみつ、『蜜匠 神都・花々』の販売が始まりました。これを手がけるのは、三重県松阪市に本社を構える株式会社松治郎の舗。大正元年から続くその伝統と技術により、自然との共生を大切にした持続可能な養蜂が実現されています。
この『蜜匠 神都・花々』は、里山の豊かな自然の恵みを受けた百花蜜。蜜を集めるミツバチたちがさまざまな花から採取した蜜は、年ごとに異なる香りや風味を持ち、まさに「自然の一瞬の記録」と言えるでしょう。特に、クロガネモチやハゼノキ、桜など、伊勢の里山に咲く多様な植物から採取された蜜は、春の味覚を存分に感じさせる特別なものです。
自然との共生を考える養蜂家の想い
昨今の地球温暖化が進む中、日本の春は短くなりつつあり、高温が持続すると花粉の生成にも影響が及び、蜜の収穫量にも波紋が広がります。このような中、松治郎の舗は時代の流れに柔軟に対応しながら、地域の自然との共生を目指しています。四代目養蜂家の水谷俊介さんは、地域の自然と向き合い、未来を見据えた養蜂術を追求しています。
その背景には、養蜂はただ蜜を集めるだけの仕事ではなく、ミツバチが果たす送粉者としての重要な役割もあります。彼らは植物の成長を助け、生物多様性の保全に寄与し、持続可能な環境を形成しています。そのため、松治郎の舗では、ミツバチを通じて得られる知見を深め、養蜂業や地域への貢献を続けています。また、未来の担い手となる若手養蜂家の育成にも力を入れています。
顧客に届ける新たな価値
『蜜匠 神都・花々』は、まろやかな口当たりと花々の芳香、しっかりとした甘みが特長。伊勢神宮の門前町、はらい町に店舗を持ち、地域の歴史と共に歩んできた松治郎の舗は、地域の味わいを大切にする姿勢を持ち続けています。これにより、香り豊かで優しい甘さのはちみつは、日々の食卓に彩りを添え、多くの人に喜ばれています。
また、春に採取される“新蜜”も注目のアイテムで、2025年新蜜の先行予約が開始されました。新蜜はフレッシュで特別な味わいを持ち、通常では味わえない珍しいはちみつとして、多くの方々に楽しんでいただけます。松治郎の舗では、今後も様々な花の蜜を使用し、新たな商品を提供し続けています。
まとめ
株式会社松治郎の舗は、120年以上の歴史を持つ老舗養蜂専門企業として、自然との調和を大切にしながら、高品質なはちみつを生産しています。イコライザーであるミツバチを通じて、持続的な養蜂を実現し、地域貢献や環境保護活動にも積極的に取り組んでいます。この春、ぜひ『蜜匠 神都・花々』を味わい、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか?