GMOサイバーセキュリティがSEMI E187認証取得へ新サービス
GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社が、2025年3月5日より半導体製造装置メーカー向けに新たなサイバーセキュリティ認証支援サービスの提供を開始します。このサービスは、国際的なサイバーセキュリティ規格「SEMI E187」に基づき、迅速に認証を取得するための高効率な支援を目的としています。
SEMI E187認証とは?
「SEMI E187」とは、国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が2022年に策定した、半導体製造装置に関するセキュリティ要件を定めた規格です。この規格は、半導体製造装置の設計や運用において必要な基本的なセキュリティ対策を包括的に定義しており、対象は半導体製造装置や自動搬送システム、OSを搭載したコンピューティングシステムなどです。
SEMI E187の取得は、製造業者にとって品質を証明する重要な指標であり、サプライチェーンにおける信頼性の確保にも寄与します。このセキュリティ規格は、オペレーティングシステム、ネットワークセキュリティ、エンドポイント保護、セキュリティモニタリングの4つの分野にわかれ、12項目の具体的な要件が設けられています。
サポートの提供背景
近年、半導体産業は経済安全保障の観点から重要視されており、サイバーセキュリティ対策の強化が求められています。日本国内の半導体製造装置メーカーは、グローバルな競争力を保つためにもSEMI E187認証の取得が不可欠です。GMOサイバーセキュリティは、台湾工業技術研究院(ITRI)と提携し、業務提携合意書を締結した上で、本サービスを展開します。ITRIはSEMI E187規格の作成者で、同規格に精通した専門家がサポートを行います。
サービスの特徴
本サービスの最大の特徴は、ITRIとの直接連携により、短期間で効率的にSEMI E187認証を取得できる点です。GMOサイバーセキュリティの製品セキュリティ専門家が、社内プロセスの構築やセキュリティ対策のレベルアップ、さらに認証取得申請の手続きを迅速に行うことが可能です。
特別キャンペーンの実施
サービス開始を記念して、先着10社に特別価格での提供を行うキャンペーンも実施されています。この機会に、株式会社GMOサイバーセキュリティのウェブサイトから詳細を確認し、お問い合わせをすることが推奨されます。
まとめ
GMOサイバーセキュリティの新しいサービスは、半導体製造装置メーカーにとって信頼性と安全性の向上に寄与するものとなります。今後ますます重要なのは、信頼性のあるサプライチェーンの維持とセキュリティ対策の強化です。このサービスが、企業の競争力を向上させる一助となることが期待されます。