岡本株式会社、知財功労賞受賞
2025-04-21 10:35:15

岡本株式会社が令和7年度知財功労賞で経済産業大臣表彰を受賞

岡本株式会社が令和7年度知財功労賞を受賞



大阪に本社を置く岡本株式会社は、経済産業省特許庁が主催する令和7年度知財功労賞において、「知財活用企業(商標)」として、経済産業大臣表彰を受賞しました。この受賞は、同社が90年以上にわたり培ってきた靴下製造の技術と、革新的な知財戦略がもたらしたものです。

受賞の背景と岡本のビジョン



岡本株式会社は、設立以来「人に喜ばれる努力を」という創業者の精神を受け継ぎ、顧客の生活を足元から支えることに努めてきました。彼らのビジョンは、「靴下を進化させ、顧客感動を生み出す企業となる」ことであり、顧客に「また履きたい」と思ってもらえる商品の提供を目指しています。

特に岡本は、ブランド価値を高める経営戦略を掲げており、知的財産権の活用がその中心にあります。彼らは、顧客ニーズを満たす高付加価値のオリジナル商品を提供するために、商標や特許を積極的に取得し、ブランドイメージを守っています。これは、同社の長期的な成長戦略の一環です。

知財戦略の具体例



岡本の知財戦略の一環として、彼らは「ココピタ」シリーズにおいて、製品名に加え、商品の特徴を示す文言(例:「ピタ」、「コの字型ストッパー」)も商標登録しています。また、「靴下サプリ」シリーズの「まるでこたつソックス」についても、「まるでこたつ」や「こたつソックス」といった名称や商品パッケージが商標として認められました。

さらに、同社はEC上で見つけた模倣品に対しても厳格に対応しており、申請を通じて年間約700件の商標権侵害を削除しています。大手ECサイトとの連携により、侵害対応を円滑に行う体制を築いています。これは、顧客に正規品を届けるための重要な取り組みです。

経済環境における役割



岡本株式会社の成功は、ただ靴下を製造するに留まらず、ブランドとしての価値を高め、生産者としての責任を果たすことにあります。売上高は482億円(2024年3月期連結)を達成し、全国の主要量販店や百貨店、スポーツアパレルなど多岐にわたる業態への販売を行っています。これにより、地域経済に対しても大きな貢献を果たしています。

会社概要



岡本株式会社は1934年に創業し、1948年に法人化されました。現在、同社は大阪市と奈良県の2ヵ所に本社を構え、504人の従業員を抱えています。彼らは引き続き、新たな商品開発とブランド保護の両立を目指し、知財を強力な武器として活用していくことでしょう。

まとめ



今回の経済産業大臣表彰は、岡本株式会社が持つ知財戦略の強さを物語っています。彼らの取り組みは、一般的なビジネスモデルを超えた革新性を示し、今後のさらなる成長が期待されます。このような企業の成功事例は、日本全体の経済活性化にも大きな影響を与えることでしょう。


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会社情報

会社名
岡本株式会社
住所
大阪府大阪市西区西本町1丁目11番9号
電話番号

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