NTTドコモの新技術
2026-05-12 12:08:43

AIエージェント経済圏の基盤強化を目指すNTTドコモビジネスの新技術

AIエージェント経済圏の信頼性を支える新技術



NTTドコモビジネス株式会社は、AIエージェント間での自律的な取引を実現するため、「AIエージェント属性情報レジストリ」(仮称)のプロトタイプを開発し、技術検証を開始した。この新たな取り組みは、AIエージェント同士の信頼性をどう確保し、経済圏を支えるかが注目される。

背景



生成AIが進化する中で、AIエージェントの活用が急速に広がってきた。特に、異なる専門領域の複数のAIエージェントが連携して業務を遂行するマルチAIエージェントが登場し、AI同士が自律的に経済活動を行う世界が現実味を帯びている。しかし、この新しい環境では、従来の人間中心のセキュリティ対策では十分にカバーできないリスクも生じている。

OWASPなどの国際的な組織が報告するように、AIエージェントは過剰な権限を持った場合、不正確な動作を引き起こしたり、機密情報を漏えいする危険性がある。したがって、企業がAIエージェントを導入する際には、その信頼性を客観的に確認する仕組みが必要だ。

AIエージェント属性情報レジストリの概要



NTTドコモビジネスが開発したプロトタイプは、AIエージェントの属性情報を一元的に管理・公開することを目的としている。具体的には、AgentCardを使用し、AIエージェントの身分証明書としてその機能や制約、安全性に関する情報を明文化する。

この仕組みにより、AIエージェント同士が相互の信頼性を確認できるようになり、自律的かつ安全な経済活動が可能になる。取引時にAIのアイデンティティ情報を検証することで、なりすましや改ざんを防ぐ体制が整うのだ。

重要なポイント



1. 属性情報の管理: アイデンティティ情報から実行権限の正当性に至るまで、多岐にわたる属性情報が管理され、取引時にリアルタイムで検証できる。
2. 信頼性の向上: デジタルトラストサービスを提供し、安全で信頼性あるオンライン経済活動を支えることに寄与する。
3. 今後の展望: NTTドコモビジネスは、デジタルIDウォレットやVCの発行・検証機能との連携を計画中で、実用性を高めたトラスト基盤へと拡張していく予定。

今後の展開とコラボレーション



NTTドコモビジネスは、このプロトタイプを用いてお客様やパートナー企業との共同実験を進め、実ビジネスでの運用性を検証することを目指している。さらに、NTTグループが持つ高度なデジタルトラストやAI関連技術を取り入れ、信頼性をさらに強化していく考えだ。国際的なトラスト基盤の整備に向けて、個人や法人、IoTデバイスを含めたさまざまな主体が認証し合える仕組みを整備することで、安全なデジタル社会の実現に貢献していく。

この新技術が実現する未来には、AIエージェントが安全に自律的に活動する環境が広がり、多様なデジタル経済圏の発展が期待される。今後の動向に注目が集まる。

会社情報

会社名
NTTドコモビジネス株式会社
住所
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。