リース株式会社がフィンテック分野に新ブランド「Fidii」を展開
リース株式会社(東京・新宿)は、フィンテック領域への新たな取り組みとして、新ブランド「Fidii」を発表しました。このブランドは「個人の信用価値を最大化する」というミッションを掲げ、特に信用の重要性に注目しています。リースはこれまで、家賃保証会社向けのSaaS「家賃保証クラウド」を通じて、AIを活用した多角的な信用評価を行ってきましたが、今回のブランド立ち上げを機に、事業モデルをBtoBからBtoBtoCへと拡張し、より多様なサービスを提供していくことを目指しています。
「Fidii」の展望と特徴
「Fidii」は、信用データの活用に特化した新しいフィンテックプラットフォームであり、個人の信用履歴を活かした金融サービスの提供を目指します。リースは、家賃保証会社向けに様々な新機能を提供しつつ、個人向けサービスも順次展開する予定です。具体的には、入居申し込みから審査、信用情報照会、督促、QRコード決済機能まで、多面的なサービスを行うことが計画されています。また、「Fidii」のβ版サービスは年内にリリース予定です。
ブランド名の由来と理念
「Fidii」という名前には、ラテン語で信用を意味する「Fides」、金融を指す「Finance」、信用を証明する「ID」、個人を表す「Individual」、包摂性を示す「Inclusion」の単語が組み合わされています。このことから、「Fidii」は人々の信用を中心にし、その可能性を広げるという理念を持っています。リースは、これを元に信用データの知見を社会全体に還元し、個々の未来を変えていくことに挑戦します。
CEOのビジョン
リースの代表取締役CEO、中道康徳氏は「私たちが目指しているのは、信用という目には見えない価値を活用できる力に変えることです。すべての個人が自身のポテンシャルを信じて、切り拓いていく金融体験を創造したい」と述べています。このように、リースは単純なサービス提供に留まらず、新たな信用社会の基盤を築く使命を持っているのです。
リース株式会社について
リースは、2018年9月に設立され、以来不動産と金融を組み合わせた信用経済社会に向けた与信プラットフォームの構築を目指しています。SaaS型家賃保証支援システム「家賃保証クラウド」を通じて、これまでに様々な実績を積み重ねてきました。所在地は東京都新宿区で、公式ウェブサイトでは詳しい情報を提供しています。今後も「Fidii」を通じて個人の信用価値を向上させるための新しい試みを続け、誰もがより自由で前向きな社会を実現することを目指します。