八代市の安否システム実験
2021-07-01 11:30:50

八代市で新たな災害時安否確認システムの実証実験が開始

八代市で始まる災害時安否確認システム



八代市で、トヨタ自動車九州とSUNABACOの共同による、新しい災害時安否確認システムの実証実験がスタートしました。この取り組みは、より安全で迅速な避難所運営を実現するために重要な意味を持っています。

システムの概要


この新しいシステムは、人工衛星「みちびき」を活用した「Q-anpi」と、トヨタ自動車九州が開発した災害電源システム「Re-Q」の2つの要素から成り立っています。「Q-anpi」は災害が発生した際に存在する通信インフラが失われた場合でも、避難所にいる人々の安否確認ができる仕組みです。一方、「Re-Q」は普段から使用するプリウスなどの車両から、多量の電力を提供する能力を有しています。

トヨタ自動車九州の「Re-Q」


この「Re-Q」システムは、特に災害発生時の電源確保に非常に便利です。災害時には停電や通信途絶が発生することがよくありますが、「Re-Q」では日常的に使用する車両から得られる30Aの電力をニーズに応じて提供します。これにより、初めて使う発電機にありがちなトラブルを未然に防ぐことができ、また普段から動作を確認しているため、非常に信頼性の高い選択肢となります。

安心・安全を支える連携


八代市では、過去に豪雨による深刻な被害を受けた実績があります。この実証実験を経て、より早く、利便性の高いシステムが運用されることは、市民にとっての安心材料となるでしょう。具体的には、梅雨や台風のシーズンに合わせて、このシステムが実用化され、多くの方々の安全が守られることが期待されています。

未来への一歩


続いて行われるこの実証実験は、災害時の避難所運営に新しい可能性をもたらします。トヨタ自動車九州とSUNABACOが共同で開発したこの新システムは、現代のテクノロジーを駆使した災害対策の一環として位置づけられ、この取り組みは全国的に注目されるでしょう。

八代市の中村市長は、システムの説明を受けながら「これからの時代にあった災害支援のあり方を模索し、市民の安全を第一に考えた取り組みを進めていく」と語っています。このような革新的なシステムが実現することで、多くの人々の命を救う可能性が広がっています。

八代市での今回の取り組みが、他の地域にも広がり、全国的に災害時の安全が向上することを期待したいと思います。

会社情報

会社名
株式会社SUNABACO
住所
熊本県八代市本町1丁目10-43
電話番号
070-3843-2932

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