企業格付けの変動状況 大公開!
2025年12月に、おなじみのリスクモンスター株式会社が実施した「格付ロジック改定によるRM格付変動の影響」調査に基づく結果が発表されました。この調査では、243,983件の企業が格付けの変動を経験し、そのうち約10万件は低格付け企業の再評価によるものです。格下げの数は159,496件と、格上げの数84,487件を遥かに上回る結果となっており、企業の信用力に関する重要な洞察を提供しています。
1. 格付け変動の概要
今回の調査によると、RM格付がAからFまでの6段階に分かれている中で、2025年12月26日時点での格付けの分布は以下の通りです。
- - A~C格:209,959件(12.2%)
- - D格:205,743件(12.0%)
- - E・F格:1,298,611件(75.8%)
これにより、格付が変動した企業の比率は14.2%に達し、特に「D格からE格への格下げ」や「E格からF格への格下げ」が顕著です。これが示すのは、経済環境が厳しい状態にあることを裏付けています。
2. 地域別の変動状況
地域別に見ると、北海道・東北を除くすべての地域において、高格付(A~C格)企業、低格付(E・F格)企業の数が増加し、D格企業が減少しています。特に関東地域では、高格付企業が7,734件、低格付企業が5,795件と、どちらも地域別で最多となっており、企業格付け全体における格下げの顕著さが際立っています。
3. 業種別の傾向
業種別に調査した結果、低格付企業が増加した業種は8業種、減少した業種も8業種ありました。高格付企業が最も増加したのは複合サービス業で139件でしたが、最も多くの低格付企業が増加した業種は建設業で、19,112件に達しました。
4. 経済環境と今後の見通し
現在の日本経済は、インバウンド需要の増加によって活性化が進む一方で、物価の上昇が消費に与える影響や米国通商政策の変化といった複合的なリスク要因が存在しています。このような状況を考慮に入れながら、リスクモンスターは格付ロジックを改定し、より正確な収益性分析を行っています。
企業の倒産予兆を的確に捉えるために、アナリストの精緻な分析とAIによるデータ解析の融合が行われており、今後も定期的なロジック改定を通じて倒産判別精度の向上に努めるとしています。
5. 今後の取組
リスクモンスターは、企業格付けの更なる向上を目指して新たな調査を続けていくと共に、企業活動における様々な切り口の調査も続けます。その結果、企業格付の更新に寄与し、情報発信を通じて新しいサービスの開発に取り組んでいく方針です。
詳しい調査結果は
こちらをご覧ください。