群集と共に歴史を体験!石曳き道灌まつり花火大会の魅力
9月28日、静岡県熱川温泉で開催される「第13回石曳き道灌まつり花火大会」は、ただの花火大会とは一線を画す特別な体験が待っています。このイベントは、江戸時代の石曳きを実際に体験し、その後に迫力満点の花火を楽しむことができる、全国的にも珍しい体験型イベントです。
主催するのは一般社団法人東伊豆町観光協会で、石曳きを通じて地域の伝統文化に触れられるだけでなく、観光客も参加できる点が魅力です。参加者にはオリジナルの法被やタオルが配布されるほか、夜店券もプレゼントされ、思い出に残る体験を提供します。参加は18:30からで、先着250名の募集となりますので、早めに会場に訪れることをおすすめします。
御石曳体験の迫力
「御石曳」は、観光客が12トンの巨大な築城石を引っ張る体験です。侍大将の掛け声に合わせて力を合わせるこのイベントは、自分の手で歴史を感じる貴重な機会でもあります。参加者は小学校5年生以上で、動きやすい履物での参加が求められています。実際には一引きでわずか1メートルしか進まないにもかかわらず、その歴史的な重みを実感できることは、参加者たちにとって特別な思い出となるでしょう。
熱川道灌太鼓の響き
石曳き体験に続いて、熱川温泉の開湯伝説をテーマにした勇壮な太鼓演奏を楽しむことができます。熱川道灌太鼓保存会による演奏は、観客を一層盛り上げる役割を果たしています。「噴湯太鼓」「高磯太鼓」など、地域に根差した演奏が夜空に響き渡り、瞬間瞬間を特別に演出します。
美味しい地元グルメ
会場では、金目鯛を使った新鮮な海鮮料理や串焼きなどの夜店も出店し、地元の味を堪能できます。おなかを空かせて会場に来れば、美味しい食事が待っていることでしょう。特に地元の海の恵みを味わいながら、花火の前に楽しむことができるのは、このイベントならではの魅力です。
武将とゆるキャラのウォーク
さらに、御石曳の前には、甲冑を着た戦国時代の武将や熱川温泉のマスコットキャラクター「どうかん先生」などのゆるキャラも登場します。彼らが会場を歩きながら参加者と交流する様子は、子どもたちにとっても大きな楽しみであり、記念の写真撮影スポットにもなります。
花火大会のフィナーレ
そして、イベントのクライマックスを飾るのが美しい花火です。堤防から打ち上げられる花火は、海面に反射して幻想的な光景を作り出します。20:40から約20分間、秋の夜空を彩る花火が観客を魅了します。会場や近隣の宿泊施設からは、間近で楽しむことができるため、存分にその迫力を味わうことができます。
アクセス情報
この素晴らしいイベントに参加するには、公共交通機関では伊豆急行線の伊豆熱川駅から徒歩5分でアクセス可能です。お車で行く場合は、熱川バナナワニ園の駐車場が臨時駐車場となっており、約100台を収容できます。ただし、当日は熱川海岸通りが車両通行禁止となるため、事前の情報確認をおすすめします。
この秋は、歴史を感じるとともに、楽しいひとときを過ごすために、「石曳き道灌まつり花火大会」にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。