ミドリムシ由来の接着剤が目指すサステナブルな未来
脱炭素社会の実現が叫ばれる現代において、環境負荷の低減は急務です。特に、プラスチックや接着剤などの石油由来材料は、その使用が多くの問題を引き起こしており、新しい素材開発が求められています。そこで注目を集めているのが、ミドリムシ由来のバイオ接着剤です。
この新しい接着剤の開発に関する情報は、産業技術総合研究所が主催するオンラインウェビナーで提供されます。2026年6月9日と11日に開催されるこのセミナーでは、3名の専門家が講演を行います。芝上基成、寺崎正、濱崎の3氏はそれぞれ、ミドリムシの多糖「パラミロン」を基にしたバイオ接着剤の可能性について語ります。
ウェビナーの内容について
ウェビナーは、オンラインで視聴可能で、参加費は無料です。定員は設けられておらず、誰でも参加できます。講演の内容は次のように構成されています。
- - TOPIC 1: ミドリムシから始まる接着剤開発
芝上氏が紹介する「藻類化学」は、藻類の培養から化学合成までの過程をつなぎます。ミドリムシが持つ特性を最大限に活かした接着剤の開発が期待されています。
寺崎氏は、高強度でありながらも易解体性を実現するミドリムシの接着剤が持つ資源循環社会における応用の可能性を解説します。
ミドリムシを起点に、藻類化学による社会変革を目指す新たな動きを紹介します。
このセミナーは、環境問題やバイオものづくりに関心のある多くの方々にとって非常に有意義な内容となっています。特に、化学メーカーの技術者や、自動車、輸送機器、産業機器関連企業の方、さらには、燃料やエネルギー分野で藻類を活用した次世代技術に興味のある方々にとって、参加する価値があります。
ミドリムシの可能性について
ミドリムシは、特にその高い栄養価と環境適応能力から、これまでにもさまざまな分野で注目を集めてきました。近年では、持続可能な素材としてのポテンシャルが特に評価されており、今後の研究や技術開発が期待されています。ミドリムシ由来の接着剤は、その強度と解体の容易さから、プラスチック、繊維、化粧品、医用材料など多岐にわたる産業での利用が見込まれています。
このように、ミドリムシを使ったバイオマテリアルの研究は、私たちのものづくりの未来を大きく変える可能性を秘めています。私たちが目指すべきは、ただ新しい接着剤を作ることではなく、持続可能な社会の実現に向けた技術開発なのです。
参加方法
申し込みは、AIST Solutionsのウェブサイトから可能です。興味のある方はぜひお申し込みの上、参加をご検討ください。この機会に新たな素材開発の最前線を体験し、今後の研究やビジネスに活かしていきましょう。
AIST Solutionsでは、今後も様々なテーマでウェビナーを開催予定ですので、引き続き注目してください。