自律型人材を育成する新しいアプローチ
2024年10月9日、NO WALLs株式会社が法人向けの働き方トレーニングプログラム「Beat Team」の提供を開始しました。世の中のビジネスパーソンが抱える悩みは多岐にわたりますが、その多くが「気合い」で解決されているのが実情です。これまでの方法では限界があることを認識し、より体系的なアプローチが求められています。
自律性は体系的に築くもの
Beat Teamは、自律性をただの意気込みや根性ではなく、構造的に育むものと位置づけています。このトレーニングプログラムでは、自分の特性に合った成果の出し方を模索しながら、自律的に貢献し合う組織を実現することを目指しています。具体的には、「働き方の課題把握」「体系的な学び提供」「持論化サポート」「実践への伴走」という4つのステップを通じて、個々の社員が自律性を高めるための手助けを行います。
メタ認知を促進するCDSモデル
Beat Teamでは、「CDSモデル」に基づいて自分自身を理解し、メタ認知を深めることが重要な要素とされています。これは、生命科学に基づいて設計されており、社員は各モードを適切に使い分ける方法を学びます。このプロセスを通じて、従業員は自らの感情や行動を客観的に捉え、成長するための新たな視点を身につけることができるのです。
導入事例とプログラムの特徴
例えば、認定NPO法人フローレンスもこのプログラムを導入しました。新卒6名に実施した運用事例では、実際の改善効果が確認されています。さらに、対象企業は自律性の向上を望んでいるところであり、マネジメント層が疲弊している状況を打破する手助けをするため、法人向けにカスタマイズされたアプローチを提供しています。
高橋奎のビジョン
NO WALLs株式会社の代表取締役、高橋奎は、これまでに約25社の事業や組織のコンサルティングを行ってきました。その中で共通して浮上してきたのが、自律したメンバーなしに成功は難しいという課題です。彼によると、自律性の欠如の背景にはスキルの習得機会が不足していることがあるといいます。特に、カオスな環境下でのマインド維持は極めて難しいとして、この新たなトレーニングプログラムを作り上げたのです。
研修の重要性と今後の展望
高橋氏は、研修の有効性を「学び方のデザイン」にも見出しています。特に、Z世代のメンバーに対しては、自発的に学ぶ姿勢を促すことが重要です。過去の経験から、多様な環境での教育の実績を持ち、このノウハウを活かしてプログラムを進化させたいと考えています。
「Beat Team」は、自律的な人材を育成する新たな一歩であり、働く環境を変える可能性を秘めています。詳細は公式ウェブサイトにてご確認ください。