NEDO Challengeが新たな才能を発掘!スケートボードの未来を創る
「NEDO懸賞金活用型プログラム」の第3弾、期待の新プロジェクト「NEDO Challenge, Motion Decoding Using Biosignals」が、200人を超える熱い応募者から10名の受賞者を選出しました。今回の表彰式が東京都内で開催され、受賞者たちの斬新なアイデアが注目を浴びました。
NEDO Challengeの概要
このプログラムは、技術や社会的な課題を解決するための様々なアイデアをコンテスト形式で募集し、未来の社会問題解決や新産業の創出につなげることを目的としています。今回の第3弾では、生体信号を使ったスケートボードに関連する2つのテーマにチャレンジしました。
テーマ1:スケートボードトリック分類チャレンジ
参加者は、運動時に記録された頭皮上の生体信号を使用し、ポンピング運動やキックターンなどの動作を正確に分類することを競いました。72チャンネルから得られたデータを元に順位が決定され、受賞者は以下の通りです:
1.
平野広太(個人)
2.
川上勲(個人)
3.
金原隆一(個人)
4.
柴崎響介(九州工業大学)
5.
寺岡諒祐(個人)
テーマ2:スケートボーダー重心位置予測チャレンジ
こちらでは、下肢の皮膚表面から記録されたデータを利用して、スケートボードの運動状態を推定する挑戦が行われました。重心の位置や速度を正確に予測する技術が求められ、以下の受賞者が選ばれました:
1.
金原隆一(個人)
2.
佐藤信吾(個人)
3.
中村秀司(デンソーテクノ)
4.
水谷亮太(GO社)
5.
松井一真(個人)
金原隆一さんは、テーマ1と2の両方で受賞するという偉業を達成しました。また、特に秀でた考えを示した参加者には審査員特別賞が授与されました。
コンテストの概要と表彰式
コンテストは7月から10月の約3か月間にわたり、多くの応募者が精度を競いました。表彰式は12月19日に「赤坂インターシティコンファレンス」で開催され、受賞者からのプレゼンテーションや、ロボット工学者の石黒浩氏によるビデオ講演といった内容が展開されました。
また、表彰式を収録したアーカイブ動画が12月23日から公開予定で、今後のBMI(脳-機械インタフェース)への発展に向けた議論も行われる予定です。興味のある方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。
公式サイトはこちら
未来を担う技術と人材の創出
NEDO Challengeは、次世代の技術者や研究者を育成する絶好の場となっています。生体信号を基にした新しいインタラクション技術は、人と機械との関係をより深め、未来のスケートボードやスポーツ界に大きな影響を与えることでしょう。日本の技術開発を一層進化させるためにも、今回の受賞者たちの活躍に期待が高まります。