ElevationSpaceが準グランプリ
2024-07-01 20:48:55

宇宙で実証・実験、そして地球へ帰還!東北大学発スタートアップ「ElevationSpace」が準グランプリ受賞

宇宙開発の未来を切り開く!東北大学発スタートアップ「ElevationSpace」が準グランプリ受賞



宇宙空間で実証実験を行い、その後地球に帰還可能な宇宙機を開発する株式会社ElevationSpace(以下「ElevationSpace」)の代表取締役CEO・小林稜平氏が、公益社団法人日本青年会議所が主催する「第38回JCI JAPAN TOYP 2024(青年版国民栄誉賞)」で準グランプリ(総務大臣賞)を受賞しました。

JCI JAPAN TOYPは、1938年に米国青年会議所によって始まったTOYM(Ten Outstanding Young Men=10人の傑出した若者たち)を起源とし、1987年からは公益社団法人日本青年会議所が「TOYP(The Outstanding Young Persons)大賞」として表彰を行っています。

「JCI JAPAN TOYP」は、青年版国民栄誉賞として、環境、医療、経済、政治、科学技術、文化・芸術、スポーツなどのあらゆる分野において、社会に持続的なインパクトを与えることのできる可能性を秘めた「傑出した若者(=地域に好循環を起こす若者)」を発掘し、更なる活躍を期待して国民全体で応援する機運を広げることを目的としています。

19歳で宇宙建築に出会い、宇宙開発に人生を捧げる



小林氏は、1997年12月25日生まれ。秋田高専在学中の19歳の時に宇宙建築に出会い、人生が大きく変わります。その後、東北大学にて建築学と宇宙工学を専攻し、修士号(工学)を取得。大学在学中には人工衛星開発プロジェクトや次世代宇宙建築物の研究に従事し、宇宙建築において日本1位、世界2位を獲得するなど、その才能を早くから開花させてきました。

大学卒業後は、宇宙ベンチャーを含む複数社でのインターンを経て、2021年2月に株式会社ElevationSpaceを起業。同社は、誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにすることを目指しており、東北大学吉田・桒原研究室でこれまで開発してきた15機以上の小型人工衛星の知見・技術を生かし、無重力環境を生かした実験や実証などを無人の小型衛星で行い、それを地球に帰還させてお客様のもとに返す宇宙環境利用プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。

「ELS-R」で宇宙利用の新たな時代を切り開く



ElevationSpaceは、国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了を2030年末に控え、その後の宇宙環境利用の”場”の確保が課題となる中、「ポストISS時代」を見据え、宇宙環境利用プラットフォーム「ELS-R」の提供を目指しています。「ELS-R」は、無重力環境を生かした実験や実証を、無人の小型衛星で行い、それを地球に帰還させてお客様のもとに返す国内初のサービスです。

小林氏は、宇宙開発の分野において、革新的な技術とビジョンを持ち、今後の更なる活躍が期待されています。ElevationSpaceの「ELS-R」は、宇宙利用の新たな時代を切り開き、人々の生活をより豊かにする可能性を秘めています。

積極的に人材募集



ElevationSpaceでは、国内唯一の「大気圏再突入・回収技術」獲得を目指し、全ポジションで積極的に人材を募集しています。募集一覧に掲載のないポジションも順次公開予定とのことなので、興味のある方はぜひ同社のホームページをチェックしてみてください。


画像1

画像2

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。