堺市立全学校・上下水道施設への再エネ電力供給開始
2024年10月1日、コスモエネルギーホールディングスが、堺市の全市立学校138校と上下水道施設2箇所に対し、再生可能エネルギー100%の電力供給を開始します。これは、大阪府内の自治体公共施設の中で最大規模の再エネ電力利用となります。
堺市は、2050年にカーボンニュートラルを実現する目標を掲げ、2022年に「堺市地球温暖化対策実行計画」を改定しました。これに基づき、公共施設における電力の完全再エネ化を推進しています。2024年4月には、堺市立こども園8園にもコスモ石油マーケティングの再エネ電力プラン「コスモでんきビジネスグリーン」が導入されており、今回の全体導入により148施設が再エネ電力を利用することになります。
「コスモでんきビジネスグリーン」は、風力発電などの再生可能エネルギー源から得られる電力を使用し、非化石証書とトラッキングを組み合わせた料金プランです。これにより、市内の使用電力量約3,880万kWhが再エネに切り替わり、年間16,700トンのCO2削減が期待されています。この削減量は、市の公共施設における温室効果ガス排出量の約30%に相当します。
今後もコスモ石油マーケティングは、自治体や企業と連携しながら、環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に向けてさまざまな取り組みを行っていく方針です。
この再エネ電力供給の開始は、堺市が掲げる環境目標にとって大きな一歩であり、地域の持続可能な発展に寄与する取り組みとして注目されます。堺市は、今後も再生可能エネルギーの活用を進め、自然環境を大切にする取り組みを強化していくでしょう。