三井物産のクリーンアンモニア
2024-06-26 19:21:48

三井物産、UAEでクリーンアンモニア製造プラント建設開始!脱炭素化に向けた取り組みが加速

三井物産株式会社は、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)が出資するTA’ZIZ、Fertiglobe、韓国のGS エナジーとともに、UAEにおけるアンモニア製造プラントの建設を開始しました。

本プロジェクトは、UAEのルワイスに建設され、2027年から年間100万トンのアンモニアを製造する予定です。従来よりもCO2排出量の少ないアンモニアの製造を目指しており、さらなるCO2削減のため、製造工程で排出されるCO2の回収・貯留も計画されています。2030年までにクリーンアンモニアの製造開始を目指しており、脱炭素化社会の実現に貢献していくことが期待されています。

三井物産は、本プロジェクトへの出資参画に加え、製造されるアンモニアを一定量引き取り、日本をはじめアジア域内を中心に供給する予定です。燃料用途に加えて、化学・肥料原料用途や、その他産業を含む社会全体の脱炭素化に貢献していくことを目指しています。

三井物産は、約50年にわたるアンモニアの取り扱い実績があり、特に日本への輸入の大半を担い続けています。また、ADNOCとは1970年代からアラブ首長国連邦で液化天然ガス(LNG)事業を共同開発・運営しており、長年のパートナーシップと産業横断的な知見を活かして、クリーンアンモニアサプライチェーンの構築を推進していきます。

三井物産の中期経営計画2026において、Global Energy Transitionは攻め筋の1つに位置付けられており、クリーンアンモニアは次世代燃料における有望な選択肢として注目されています。本事業は、三井物産の脱炭素化に向けた取り組みの象徴的なプロジェクトと言えます。
三井物産のUAEにおけるクリーンアンモニア製造プラント建設開始は、脱炭素化に向けた取り組みを加速させる重要な一歩と言えるでしょう。世界のエネルギー情勢が大きく変化する中、クリーンアンモニアは、燃料、化学原料、肥料など、幅広い分野での利用が期待されています。

本プロジェクトは、三井物産が長年培ってきたエネルギー分野での知見と実績、そして国際的なパートナーシップを結集したものであり、脱炭素化社会の実現に向けた取り組みを牽引していく役割を担うものと期待されます。

今後、クリーンアンモニアの製造技術の進歩と、サプライチェーンの構築が進むことで、クリーンアンモニアは、世界中のエネルギーシステムの転換を加速させ、持続可能な社会の実現に大きく貢献していく可能性を秘めていると言えるでしょう。

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