子供たちが波を通じて防災教育を学ぶ体験イベントが開催

子どもたちが波を通じて学ぶ防災教育の重要性

近年、自然災害のリスクが増している中、地域の安全を切り開くための教育が求められています。そんな中、静岡県焼津市で行われる「Out of KidZania in やいづ 2025」というイベントにおいて、株式会社橋本組が子どもたちに向けて防災教育プログラムを実施します。これは、子どもたちが自らの手で「まちを守る構造物」の意味を考えさせ、自分たちにできる防災対策を学ぶ貴重な機会です。

イベントの概要

このイベントは、2025年11月1日（土）・2日（日）に焼津市総合体育館シーガルドームで開催され、対象は小学1年生から6年生までの子供たちです。プログラムでは、波の力を感じながら、港や街を守るためにどう行動すべきかを考える体験が組まれています。

波の力を実験で学ぶ

参加する子供たちは、水槽を用いた模型実験を通じて、波の力が港や街に及ぼす影響を観察します。具体的には、まず「ブロックのない状態」で波を起こし、その後港が壊れる様子を目撃するという模擬体験が含まれています。これにより、子供たちは波の危険性を実感し、次に「どうすれば波の力を弱めることができるのか？」という問いに挑戦します。

チームでの共同作業

子どもたちは6人ずつ2つのグループに分かれ、消波ブロックの模型を使って港を守る構造を考えます。最初は自由に積み上げて波を起こすものの、ほとんどの場合、その構造は崩れてしまいます。「なぜ崩れたのか？」、「どうすれば強くなるのか？」を話し合うことで、試行錯誤を繰り返し、最終的には橋本組のスタッフがプロの積み方を実演して教えます。

危険と安全についても学ぶ

一方で、橋本組は消波ブロックの危険性についても周知させます。重さ数トンのブロックは、登ったり隙間に入ったりすると重大な事故を引き起こす可能性があります。このような危険を知ることで、子どもたちは構造物の重要性だけでなく、危険についても深く理解できるようになります。

社員にとっても学びの場

このプログラムは子どもたちに限らず、橋本組の社員にとっても大きな学びの機会となっています。社員は、子どもたちが自ら考える力を引き出すための研修を受けており、「教える」のではなく「気づかせる」コミュニケーション方法を実践しています。これにより、社員は現場でのチームづくりや後輩育成にも役立つ貴重な経験を得ることができます。

結論

「Out of KidZania in やいづ 2025」は、子供たちにとって楽しく学びながら、防災の重要性を認識させる貴重な機会です。子どもたちが学んだことを家族や友人に伝え、自ら「地域の安全アンバサダー」となるような役割を担ってくれることを期待しています。是非、皆様もこの機会に参加してみてください。