2024年12月フリーランスエンジニアの平均単価について
エン・ジャパン株式会社が運営するフリーランスエンジニア向け案件検索エンジン『フリーランススタート』は、2024年12月度のフリーランスエンジニア市場についての調査結果を発表しました。この調査では、フリーランスエンジニア案件の月額平均単価や、職種・開発言語別の単価動向が分析されています。
2024年12月の市場動向概要
2024年12月におけるフリーランスの月額平均単価は74.9万円であり、掲載されている案件数は435,161件に上りました。特筆すべきは、最高単価の215万円を記録した案件が「SAP」言語であったことです。このデータは、フリーランスエンジニア市場の賃金増加を示唆しています。
職種別の月額平均単価
職種に焦点を当ててみると、以下のような結果が得られました:
- - 1位: VPoE - 110.2万円(前月比+2.2万円、2.1%の増加)
- - 2位: 機械学習エンジニア - 106.7万円(同-1.7万円、1.5%の減少)
- - 3位: コンサルタント - 96.9万円(同+5.2万円、5.7%の増加)
特に「コンサルタント」職種は成長が著しく、平均単価が100.6万円(前月比+16.4万円、19.4%の増加)に達しました。このように、特定の職種における需要の高まりが見受けられます。
開発言語別の月額平均単価
開発言語に関する月額平均単価は以下の通りです:
- - 1位: SAP - 124.9万円(前月比+1.7万円、1.4%の増加)
- - 2位: Haskell - 120.0万円(前月と同額)
- - 3位: Sybase - 116.0万円(前月と同額)
この分析から、多くの開発言語が相対的に安定した価格で取引されていることがわかります。“SAP”に関しては特に高い単価が記録されており、その需要が高まっていることを示しています。
常駐案件と在宅案件の比較
さらに、常駐案件と在宅案件を比較したところ、在宅案件の掲載比率は31.9%でした。また、常駐案件の方がわずかに高い報酬を受け取る傾向が見られ、「1.9万円」の差が生じています。この結果からも、フリーランス市場における働き方の多様化が進んでいることが伺えます。
今後の展望
2024年12月の調査結果から、フリーランスエンジニアに対する需要は引き続き高まる見込みです。特に、特定の職種やスキルが求められていることから、フリーランスエンジニア自身も自身のスキルを磨き、需要に応じたキャリアを模索することが重要です。
今後も『フリーランススタート』では、蓄積されたデータを元にフリーランスエンジニア案件の動向を継続的に分析し、より良い情報提供を行ってまいります。
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結論
フリーランスエンジニア市場は、職種や技術の進化とともに変わり続けています。今後の市場動向を注視し、自身のキャリアに活かしていただければと考えています。エン・ジャパン株式会社の今後の展開に期待しましょう。