東日本大震災からの学びを全国へ
認定特定非営利活動法人SET(本部:岩手県陸前高田市、理事長:三井俊介)は、東日本大震災からの15年間の経験を創造的に活用する新たなプロジェクトを発表しました。震災を経験した地域から生まれた貴重な知恵を、一冊の書籍としてまとめ、全国の地域や社会に貢献する人々に届けることを目指しています。この書籍は、2026年2月1日から開始されるクラウドファンディング「for Good!」を通じて制作され、支援者からの資金で実現を目指します。プロジェクトはわずか2日間で目標金額の10%を達成し、多くの人々の関心を集めています。
プロジェクト概要
このプロジェクトの名称は「支援をギフトに|地域の挑戦者が折れない未来を、共に創りたい!」です。実施期間は2026年2月1日から3月13日まで、目標金額は250万円となっています。募集は「for Good!」というソーシャルグッドなクラウドファンディングサイトで行われており、全国の挑戦者に向けた実践知をまとめた書籍を日本各地に贈ります。著作権や販売目的ではなく、まさに「贈る」ことで意味を持つものとなるのです。
資金の使途としては、書籍の編集・制作費、全国の挑戦者への寄贈・配送費、出版後に開催される対話イベントや共有の場の運営費が含まれています。この取り組みの特徴は、参加者に書籍を「贈り」、新たな人と人とのネットワークを生み出すことを目指しています。
書籍制作の背景
なぜ今、SETが書籍を制作しようと考えたのか。それは、震災から多くの経験を積み重ねてきたからです。SETが15年間注力してきたのは「地域をどう変えられるか」ではなく、さまざまな人間同士の関係性やコミュニケーションの重要性でした。草刈りや雑談、そして意見の対立といったプロセスが、地域に根付く温かい関係を築く基盤となるのです。
この15年間の経験は、困難を乗り越えようとしている全国の挑戦者にとって、有意義な手がかりとなるでしょう。人とのつながりがもたらす可能性を信じ、この書籍を通じて皆さんに届けることの意義を見いだしています。
ギフトとしての書籍
本プロジェクトの大きな特色は、書籍をただ売るのではなく、「ギフト」として届けるという点です。これを通じて、地域や社会に向き合おうとしている人々が孤独を感じることなく、共に支え合う関係が生まれることを期待しています。支援者が想いを添えてこうした書籍を届けることで、新しい人のつながりが生まれることを目指しています。
社会のつながりを育む目的
本書籍のゴールは、単に出版を終えることではありません。むしろ、書籍を通じて全国各地の挑戦者たちがつながり合い、孤立しない社会を作るための土壌を育むことです。人口減少が続く日本においても、人との関係から生まれる希望を育て、共に支援していけたらと考えています。
SETの活動について
認定特定非営利活動法人SETは、「一人ひとりの“やりたい”を“できた”に変え、日本の未来にGoodなChangeを起こす」をミッションに掲げ、2011年に設立されました。震災以降、岩手県を中心に地域で若者と住民が共生しながら学ぶ仕組みを構築し、修学旅行民泊や大学生向けのプログラムを展開しています。2024年度には年間5,000人以上が参加し、若者の成長と地域の活力を創出する活動を続けていく予定です。地域づくりを通じて持続可能な未来を目指しているSETの取り組みに、ぜひご注目ください。
詳しい情報やクラウドファンディングへの参加方法は、SETの公式サイトやSNSで確認できます。地域に向き合うこのプロジェクトを通じて、新しいつながりとコミュニティを育てていきましょう。