未来の災害対策を探る - 第13回協働型災害訓練in杉戸の開催レポート
2026年2月6日と7日の2日間にわたり、埼玉県の杉戸町にて「第13回協働型災害訓練in杉戸」が開催されました。今回のテーマは「防災DX2.0〜コンセプトフリーな世界を考える〜」。この訓練は、過去の震災から得た知識や経験を活かし、未来の大規模災害に備えるための重要な機会です。
訓練の目的と概要
協働型災害訓練は、一般社団法人協働型災害訓練(CDT)が主催し、杉戸町の協力のもと開催され、150名以上の参加者を集めました。この取り組みは、災害時に必要な知識や技術を多方面から学ぶことを目指しています。特に、看護、ペット関連、地域のレジリエンス、食糧支援、市民救助といった新たな視点から防災のDX(デジタルトランスフォーメーション)を体験する機会が設けられました。
この訓練には、日本財団の災害対策ローカルネットワークの構築事業の一環として、多くの関係者が参加。講演やワークショップを通じて、実践的な知識を身につけることができました。
プログラム内容の詳細
Day 1: 2026年2月6日(金)
初日は、特に「看護と防災DX」に関する発表が印象的でした。日本保健医療大学の学生たちが地域踏査の結果を報告し、地域の医療体制の強化に向けた取り組みを集中して解説しました。また、ペットと防災については、「ひとtoペット」の代表がペットの防災啓発についての現状を報告しました。
さらに、地域レジリエンスのセッションでは、埼玉大学や立正大学の専門家たちがジェンダーやインクルーシブな視点から議論し、包括的な社会モデルの必要性を訴えました。希望者は、実際に避難所での宿泊体験を行い、非常時の生活をリアルに体感しました。
Day 2: 2026年2月7日(土)
2日目は、「県域支援と防災DX」に焦点を当てたワークショップが行われ、具体的なタイムラインの作成を通じて、緊急時の対応を迅速化する方法を模索しました。その後、一般社団法人日本防災プラットフォームからの官民共創に関するプレゼンテーションも行われました。
また、フードバンク埼玉による食糧支援の取り組みや、初期対応者訓練も実施され、ますます多様化する災害対策の重要性が再確認されました。
参加者の声と今後の展望
参加者からは、訓練を通じて得た知識やスキルが災害時にどのように役立つかを具体的に感じることができたとの声が多く聞かれました。また、他の団体との連携の重要性や、参加者同士のネットワーキングも強化されました。
今後、この訓練の成果をモデルとして、他の地域へと展開していく計画があると言います。杉戸町の取り組みが全国的な火種となり、災害への備えを深化させることが期待されています。
結論
「第13回協働型災害訓練in杉戸」は、防災DXという新たな視点を採用し、参加者にとって大変有意義な経験を提供しました。多職種が一堂に会し、未来に向けた具体的なプロセスを共有できたことは、今後の災害に対する備えにおいて非常に重要なステップとなることでしょう。