新デザインの収穫ロボット「Q」
2024-12-25 13:22:52

AI収穫ロボット「Q」の新デザイン発表、スマート農業の実現へ

AI収穫ロボット「Q」の新デザイン発表



AGRIST株式会社がAIを搭載したキュウリ収穫ロボット「Q(探求)」の新しいデザインを発表しました。このロボットは、埼玉県の農場で稼働を開始し、AI用の画像データをMicrosoft Azureサーバーで収集しています。このデータはAIの分析に利用され、農業の効率化や人手不足の解消に寄与することを目的としています。

日本の農業の現状と「Q」の役割


日本の農業は、高齢化や後継者不足により人手不足が深刻な問題となっています。特にキュウリの収穫作業は、温度と湿度が高いハウス内で行われるため、非常に過酷であり、作業者への負担が大きいのが現状です。AGRISTは、これらの課題に取り組むべくAIとロボット技術を活用し、持続可能な農業を形成することを目指しています。

「Q」の特長


  • - 自動走行と画像認識:ロボットはあらかじめ設置されたレール上を自動で走行し、内蔵カメラによるAIの画像認識でキュウリを判別し、収穫適期を判断します。
  • - クラウドデータ管理:Microsoft Azureを活用し、リアルタイムで収穫データやロボットの運行状態を管理することができます。
  • - タブレット操作:タブレット端末から簡単にロボットの操作やデータ確認が可能です。
  • - 効率的な収穫作業:AIによる判断で自動走行が実現され、従来の手作業に比べて収穫作業が大幅に効率化されます。

「Q」の名称に込めた意味


「Q」という名称には、AGRISTの農業課題解決への探求心が込められています。この名称は、「Question」に由来し、農業が抱えるさまざまな課題へ挑戦していく決意を象徴しています。また、地球規模での食料問題解決に向けた取り組みも目指しています。

今後の展開


AGRISTは、「Q」の販売だけでなく、スマート農業パッケージの提供や企業との実証実験を通じて農業の効率化を推進します。また、将来的には他の作物への展開も視野に入れており、農業全体の生産性向上に寄与することを目指しています。

AGRISTの使命とビジョン


AGRISTは、テクノロジーを駆使して農業における課題を解決し、持続可能な農業を実現することに注力するスタートアップ企業です。宮崎県新富町に本社を置き、AIを搭載した自動収穫ロボットを通じて全国でスマート農業を推進しています。2023年までに、農林水産大臣賞を含む20以上の国内外の賞を受賞した実績を持ち、農業の未来を切り拓こうとしています。

今後、AGRISTはさらなる技術開発や事業展開を行い、農業の持続可能な未来を支える重要な役割を果たしていくことでしょう。


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会社情報

会社名
AGRIST株式会社
住所
宮崎県児湯郡新富町富田東1丁目47番地1新富アグリバレー
電話番号

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