ローヤルゼリーの効果
2026-04-22 00:01:01

ローヤルゼリーが骨形成を助け、運動機能をサポートする新たな研究成果

研究の背景



日本において、加齢と共に筋肉や骨、関節の機能が衰え、「ロコモティブシンドローム」と呼ばれる運動器症候群が深刻な社会問題となっています。特に、70代の女性では約3人に1人が骨粗しょう症に罹患しており、早急な対策が求められています。これに対抗する素材として注目されるのが、ローヤルゼリーです。この成分は、骨・筋肉・脂肪に至るまで、体の健康を維持するために重要な役割を果たします。

研究の成果



岡山県に本社を置く株式会社山田養蜂場の健康科学研究所と九州歯科大学の共同研究によって、ローヤルゼリーの成分である10-ヒドロキシデカン酸(デカン酸)の代謝物であるセバシン酸が、骨芽細胞や骨髄由来間質細胞に作用し、骨の形成を促進することが明らかになりました。

具体的には、セバシン酸を利用して骨芽細胞の分化を促進し、骨を硬くする石灰化を進めるプロセスが確認されました。これにより、骨形成を サポートする可能性が広がり、ロコモティブシンドロームの予防や改善に寄与することが期待されています。

試験方法


本研究では、まずセバシン酸が骨芽細胞および骨髄由来間質細胞に与える影響を調べました。具体的には、以下のような3つの実験を行いました。

1. 骨形成の促進:セバシン酸を添加した培養液で骨芽細胞と間葉系幹細胞を培養し、骨形成を示すマーカーの活性を測定しました。その結果、骨形成が有意に促進されることが確認されました。

2. 遺伝子発現の変化:骨の分化に関わる遺伝子の発現を調べたところ、セバシン酸添加後に関連遺伝子の発現が増加しました。これにより、セバシン酸が骨細胞への分化を助けることが示されました。

3. 石灰化の促進:骨芽細胞にセバシン酸を加えた後、石灰化の度合いを評価した結果、セバシン酸によって骨芽細胞の石灰化が促されることが分かりました。

今後の展望



ローヤルゼリーの成分であるデカン酸は、セバシン酸に代謝され、骨形成を促す重要な役割を果たすことが分かりました。この研究成果は、筋肉と骨の両面からロコモティブシンドロームの予防や改善に寄与することを期待されています。さらに、今後もローヤルゼリーや蜂の子、プロポリスなどのミツバチ産品に関する研究を進め、その成果を健康寿命の延伸に役立てていくことでしょう。

健康に貢献する可能性を秘めたローヤルゼリーのさらなる研究が待たれます。

論文情報



  • - 論文名: Sebacic acid promotes osteoblast differentiation
  • - 著者: Thira Rojasawasthien et al.
  • - 書誌事項: Biosci Biotechnol Biochem.2025 Oct 24;89(11):1572-1578.
  • - doi: 10.1093/bbb/zbaf128.


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会社情報

会社名
株式会社 山田養蜂場
住所
岡山県苫田郡鏡野町市場194
電話番号
0868-54-1971

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