NECプラットフォームズ、高感度カメラに低ノイズ化機能搭載した新モデルを発表

NECプラットフォームズ、高感度カメラ新モデルを発表

NECプラットフォームズは、特に暗所での高品質な撮影が求められる高感度カメラに新たな2機種を追加し、10月1日からの販売を開始します。新型ボックス型カメラ（型番: NC-H760）および旋回台一体型カメラ（型番: NT-S376）は、いずれも低ノイズ化機能を搭載しており、これにより夜間や暗い環境でも鮮明な映像を提供します。

これらは、NECの長年にわたる技術とノウハウを活かし、微弱な光の中からノイズを抑える独自のアルゴリズム、「映像適応型デジタル信号処理エンジン」を採用しています。この技術により、従来の高感度カメラに比べ、撮影時のノイズを約50%低減し、非常に暗い条件下でも見やすい映像を実現しています。特に、月明かり程度の明るさしかない環境下でも、はっきりとした映像を撮影することができます。

増加する遠隔モニタリングの需要

近年、自然災害や公共の安全に対する意識の高まりから、遠隔モニタリングの需要が急増しています。このような状況において、NECプラットフォームズは新型カメラを通じて、河川や港湾の監視、不審行動の検知など、様々なシーンでの監視業務を可能にします。さらに、画像認識や検知率の向上も期待できるため、監視業務を一層効率的に行うことができます。

低ノイズ化機能の特長

新モデルには、以下のような特長があります:
1. ノイズを半減: 新開発のデジタル信号処理エンジンにより、高感度撮影時のノイズが約半分に低減され、これまで認識が難しかった対象物も鮮明に表示します。

2. 環境適応型画像最適化機能: 雨や霧といった気象条件や設置場所に応じて、カメラが自動的に撮影設定を調整します。この機能により、常に高い視認性と識別性を提供します。

3. 画質劣化の軽減: 伝送時に生じるモザイクノイズを軽減するコーデックモード機能によって、画質の維持も可能です。これにより、ストレスのない映像の伝送が期待されます。

NECプラットフォームズの取り組み

NECプラットフォームズは、社会の安全や機能的な監視体制を支えるため、顧客の多様なニーズに応じた製品を提供し続けます。動画解析技術と組み合わせた新たな商業用サービスが見込まれ、これにより業務の効率化や可視化の向上を図ります。

このように、高感度カメラシリーズの新たな展開が進む中、NECプラットフォームズは未来の安全な社会の実現に向けて尽力していくことでしょう。