福岡市オフィス市場:空室率上昇、博多駅周辺は品薄感が加速!
三幸エステート株式会社が発表した最新のオフィス市場レポートによると、福岡市のオフィス空室率は2ヶ月連続で小幅に上昇しました。これは、新築ビルの竣工に伴い空室が増加したことが主な要因です。
エリア別では、呉服町エリアの空室率が前月比1.1ポイント上昇と大幅な上昇となりました。一方で、博多駅周辺エリアでは品薄感が一段と強まっており、契約手続き中の募集床が多く、空室率は今後さらに低下すると予想されています。
博多駅周辺だけでなく、天神エリアまで広げて移転先を検討するテナントも増えていることから、品薄感は解消する兆しが見えず、今後もこの傾向が続くと予想されます。
福岡市のオフィス賃料は上昇傾向
福岡市のオフィス募集賃料は、3ヶ月ぶりに小幅に上昇しました。しかし、上昇幅はわずかで、15,000円/坪台前半で推移しています。
テナントの移転需要は活発化
テナントの移転に向けた動きは、拡張などの前向きな需要が中心となっています。特に、今後複数の大規模ビルが竣工予定の天神エリアでは、活発な動きが予想されます。
三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社は、1977年5月17日に設立された企業で、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。オフィスに関するあらゆるニーズに対応しており、最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジメント機能の提供まで、幅広いサービスを提供しています。
まとめ
福岡市のオフィス市場は、空室率の上昇と博多駅周辺の品薄感という、相反する状況が同時に見られます。今後も、テナントの移転需要や新築ビルの供給状況など、様々な要因が影響し、市場の動向は変化していくと予想されます。