小田原市が進める若者応援の新しい試み
神奈川県小田原市では、地域活性化を目的とした「令和6年度 おだわら若者応援コンペティション」が実施され、若者の斬新なアイデアが形になりつつあります。4月から始まったこのコンペティションでは、若者が市のまちづくりに貢献するための独自のアイデアを集めました。
コンペティションの流れ
コンペティションは、7月8日から17日の間に市民投票を実施し、その後21日に二次審査でプレゼンテーションが行われました。この選考プロセスを経て、最終的に採択された3つのアイデアは地域に新たな風を吹き込むことが期待されています。
採択されたアイデア
1.
ハンター体験in小田原「ANIMO(アニモ)」
- 提案者:伊東英祐
- 概要:このプロジェクトは、狩猟を通じて地域活性化を図るものです。参加者は、捕獲から食事に至るまでのプロセスを体験でき、子どもたちが自然と触れ合う生物探索ツアーも実施されます。命の大切さや食育への意識を高めることを目的としています。
2.
飲むジェラート「Dorijera(ドリジェラ)」
- 提案者:産業能率大学 中野ゼミ
- 概要:小田原の耕作放棄地で育てられたみかんを使用した飲むジェラートを開発。地域の特産を活かし、専門店との協力で、新感覚のスイーツを通じて地域の魅力を発信します。
3.
海釣り体験×魚調理イベント
- 提案者:黒田寛亮
- 概要:小田原の海を活かした観光スポット創設を目指し、釣りの体験と魚の調理体験を組み合わせた複合的なイベントを実施します。参加者は実際に釣った魚を捌き、その場で料理を楽しむことができます。
実施報告会の様子
これらのアイデアが実現するための報告会が3月2日に行われ、採択された若者たちが活動の様子を小田原市の副市長へ報告しました。参加者からは、「自分たちの考えたプロジェクトが実現に向かうことが嬉しい」といった感想や、「挑戦の重要性を学んだ」との前向きな意見が交わされました。
アイデアの具体化に向けて、これからの展開が楽しみです。若者の視点が地域の未来を創造し、魅力的なまちづくりに寄与することでしょう。小田原市から発信される新たな試みが、地域全体の活性化につながることが期待されます。
お問い合わせ
小田原市企画部政策調整課までお問い合わせください。電話番号は080-4429-6253、メールではse-mirai@city.odawara.kanagawa.jpまでどうぞ。